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連載:ありがとう、忘れない、そしてさよなら三江線

来年廃線となる”三江線”。90分停車する石見川本駅でおすすめのお店3選

三江線沿線魅力化プロジェクト、実行委員長の吉田悠生と申します。

私たちは昨年度、三江線沿線で毎週イベントを開催したり、他の団体が開催するイベントを応援する形で、三江線を盛り上げる活動をしておりました。

その一環として昨年12月から、ほぼ毎週土曜日のお昼に、石見川本駅のお出迎えにあわせて川本を訪問。
そして駅周辺の飲食店に何度もランチでお邪魔しました。

廃止の日まで毎日お出迎え

廃止の日まで毎日お出迎え

前回の記事では、新栄寿しさんを中心に、いろんな方が三江線を盛り上げるイベントに関わってきたことを書きました。

その新栄寿しのある石見川本駅は12時18分に着く汽車のみですが、90分もの間駅に停車するので、その間駅前にある約10軒のお店でランチを楽しむことができます。

そのため駅を降りると、はっぴを来た人がお出迎えし、駅周辺の飲食店の地図を配ってくれるのです。

今回は、石見川本駅周辺にある飲食店の中でも、個人的に特におすすめなお店を厳選して紹介したいと思います。

オムライスの中にからあげ!?「ふくむら食堂」

まずは「ふくむら食堂」です。

「ふくむら食堂」の店内

「ふくむら食堂」の店内

定食・丼もの・麺類を提供していて、様々な種類のものが食べられるため、メニューを見るのが楽しくなります。

特に高校生などの若者を安くてお腹いっぱい食べさせたい、そんな思いで店主はお店を開いているんだとか。

赤・黄・緑の色が食欲をそそる「マジオム」

赤・黄・緑の色が食欲をそそる「マジオム」

そんな「ふくむら食堂」に川本一の変わり種メニューがあります。それが「マジオム」。三江線の乗客の方から「マジオム食べられるところ教えて!」と聞かれるほど、有名なメニューなのです。

「マジオム」とは、マジカルオムライスの略。

ふわふわ卵とチキンライスの間にからあげ、ハム、ソーセージが入っています。

食べ進めると、卵に隠れたから揚げを意図せずすくい上げて、びっくりする方も。

かなりボリュームがあるのですが、女性や少食の方には小さめを用意してくれるのでご安心を。

このメニューの由来を店主にきいたところ、20年前、オムライスを新メニューにしようとしたときに、遊び心で作ったんだとか。出してみると好評で、そのままお店のメニューに。

ちなみに、「マジカル」のいうキーワードは当時流行っていた番組「マジカル頭脳パワー」をヒントにつけたそうですよ。

島根なのに、本格的な広島焼きが食べられるお店「かんちゃん」

広島のお好み焼きが食べられるお店、「かんちゃん」です。少し細い路地にはいったところにあります。

元々パチンコ店を営んでいた店主が一念発起して転業、平成16年3月に開店しました。

広島に3年ほど住んでいた私にとって、広島のお好み焼きはときどき食べたくなる懐かしの味。

広島のお好み焼きは提供しているお店は島根だと限られているのですが、川本では唯一このお店で食べられるのです。

カウンターと半個室、1人でもグループでもOK

カウンターと半個室、1人でもグループでもOK

店内はきれいで落ち着いた雰囲気。

仕切りのある半個室は、掘りごたつのようになっているので、楽に座れます。

女子グループでの来店にもおすすめです。

店主はお好み焼きの基本的な作り方を学んだあと、1ヶ月限定で広島にお店を構えたんだとか何枚も同時に焼きながら、それぞれのお客さんのトッピング注文を覚えるのが大変だったそうですが、通の広島の人にも認められるレベルになり、そのあとこの川本で開業しました。

「広島で流行る店を作らないと、川本で流行らない」。そんな気持ちで作られたお店です。

かんちゃん特製「お好み焼き」

かんちゃん特製「お好み焼き」

キャベツと麺と卵とソース、この相性が抜群、まさに広島のお好み焼きです。

この日はねぎをトッピングしてもらいました。とてもお腹がすいた日は、そばをダブル(2玉)入れてもらったこともあります。よく食べる人には、そばダブル(2玉)がおすすめですよ。

元はケンカが多い飲み屋。今では和牛の丼も!「川本食堂」

そして最後にご紹介するのがここ、川本食堂です。地元の人には夜でも行けるお店として定着しています。私も川本の人とここで三江線の話で飲み明かしたことがあります。

食堂なのにボトルキープ

食堂なのにボトルキープ

お店を始めたのは昭和58年の6月。以前は深夜3:00まで営業していて、川本で一番遅くまでやっている店として愛されてきました。そのため、はしご酒をしたお客さんの終点としてとってもにぎやかでした。

そして、また酔っぱらった人同士がけんかを起こすことで有名だったそうです。

他所の人、地元の人関わらず、起こしていました。

激しくてパトカーが来ることもあったとか。

そんな様子を傍目から見た人がつけた異名が「川本劇場」……人と人とが争う姿が映画のワンシーンに見えたのでしょうか。

しかし、様々な事業所や支店の縮小や撤退、外から川本へ働きに来る人がだんだん減っていくとともに、このようなことも減少。

ここ10年くらい喧嘩は起きてないそうですが、棚にはボトルキープされた焼酎がたくさん置いてあります。

そんなお店ですが、昨年2月から店主の息子さんが本格的に手伝うようになったのを機に、昼営業を始めました。

丼ものなのに、ミディアムの和牛が登場!

私のおすすめは「えごま塩だれ丼」です。

友人の写真を見て知ったこのメニュー、でてくるのは、なんとメディアムに焼かれた石見和牛です。

ほおばると、えごま塩だれが陰で支えながら、肉汁が口にひろがります。毎回あっという間に完食してしまいます。

一緒に野菜もとれてヘルシーなので、男性のみならず女性の方にもぜひ食べてほしい一品です。

お値段も880円とお手頃!

話題の少ない町に何かニュースを作ろうと、当時川本の名産物として売り出しはじめた「えごま」を使った料理を、地元の高校生に考えてもらってできた一品です。この取り組みは新聞に取材もされました。

悠邑(ゆうゆう)ふるさと会館、駐車場からの眺望

悠邑(ゆうゆう)ふるさと会館、駐車場からの眺望

川本の高台からの眺めです。石見川本駅の周りには、紹介したお店を含めるとお昼では約10件あり、日々地元の人、川本へ来た人の胃袋を支えています。

石見川本駅へ降りたった際は、是非ごはんを求め、駅から飛び出してください。

道がわからなければ、歩いている地元の人に聞いてみてください。きっと教えてくれると思います。

慣れない土地を駅でもらった地図片手に歩くのもまた、旅の醍醐味です。

12:18 石見川本駅へ到着

12:18 石見川本駅へ到着

鉄路は来年の春には廃止となります。ですが、川本で食べたこの味は、地元の人の胃袋を支えながらまだまだ残っていきます。

90分間駅のホームで過ごすのも醍醐味ですが、駅の周辺を散策する、地元の人が食べているものをいただくこともまた趣きがあるのではないでしょうか。

今回の3軒は駅から徒歩数分のところばかり。

是非少しお散歩して川本の町の雰囲気も感じて、その後に、川本の味を楽しんでもらって、旅情が少しでも豊かになればうれしいです。

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