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連載:人生最高レストラン

あの感動を追体験・横浜ローカルの前が見えないハンバーグ!〜「人生最高レストラン」実食ルポ〜

 
誰しも、人生で一番美味しかった料理がある。

味はもちろんのこと、共にいた仲間。感じた想い。交わした言葉。目にした風景…。様々なことが重なり合って、美味しい想い出を創り上げている。

そんな、忘れられない最高の料理を語る番組「人生最高レストラン」。これは当番組で紹介された一品を、ライター松浦達也が実際に食し、その想い出を追いかけた記録である。

ライター紹介

松浦達也
松浦達也
ライター/編集者。「食べる」「つくる」「ひもとく」を標榜するフードアクティビストとして、テレビ、ラジオなどで食ニュース解説を行うほか、『dancyu』から一般誌、ニュースサイトまで幅広く執筆、編集に携わる。著書に近著の『新しい卵ドリル おうちの卵料理が見違える』ほか『家で肉食を極める!肉バカ秘蔵レシピ 大人の肉ドリル』(ともにマガジンハウス)など。

世の飲食店はふたつにわかれている。「記憶に焼きつく店」と「そうでもない店」だ。

人によってその境界線はもちろん違うし、思い起こされる場面や物語も異なるだろう。それでも誰もが記憶に残る店はある。

横浜に「ハングリータイガー」というハンバーグレストランがある。1969年創業の老舗で「牛肉100%(つなぎや玉ねぎもなし)のパテを炭火で焼き上げ」、「鉄板上でハンバーグをふたつに切り分け」「熱々の鉄板の上からかけたソースが『ジュワァアッ!』と弾けるシズル感を演出」というスタイルを世に広く提案したレストランだ。

と、マジメに説明するのがバカバカしくなるほど、この店の演出は食欲を刺激する。800℃以上になる炭火の上で香ばしく焼き上げられたハンバーグは、320℃という超高温の鉄板にのせられて提供される。その鉄板にソースが流れ落ちると、もうもうと湯気が立ち上る。そのすごさは対面の人の顔や、眼下40cmにあるはずのハンバーグも見えなくなるほどだ。

今年、TBS系の「人生最高レストラン」でハングリータイガーの1号店、保土ヶ谷店が紹介されていた。ハングリータイガーは横浜育ちなら誰もが知る(と思われる)ハンバーグレストランだ。

創業は日本の「外食元年」と言われる1970年よりも1年早い1969年。いまやひとつのカテゴリーとも言える、俵型ハンバーグをメジャーシーンへと引き上げたパイオニアだ。横浜市保土ケ谷区の横浜新道沿いにその創業店はいまもある。

どんなに肉汁が飛び散ろうとも届かないような高い天井。近所の高校生が「(DJ)ブース」と呼んだ店内中央のグリル。50年近くも愛され続けた佇まいは、地元住民の記憶に深く刻まれている。

この店の魅力はInstagramではわからない。ソースが弾け、煙が立ち上る瞬間は両手で紙ナプキンを持ち、洋服をガードしなければならないからだ。

いい店には、行って初めてわかる魅力がある。
"ブース"でジュウジュウと焼かれるたくさんの肉塊。開放的な天井高の下、ソースの弾ける音に、立ち込める湯気。
噛みしめる食感も楽しい、つなぎなしの100%ビーフのハンバーグ。

食べ終わろうかという頃、ホール担当の店員さんがお冷やを持ってきてくれた。まだグラスの半分以上に水は残っている。

「お冷やに油がはねていますので、お取り替えいたします」

聞けば特別扱いではなく、すべての客に対してグラスの差し替えをするそうだ。なんてさりげなく気持ちのいいサービスだろう。
そこにある味や佇まいを記憶に残していくのは、客の心に向けられたもてなしなのだ。

***

人生最高レストラン

TBSテレビ・土曜よる11:30〜 MC:徳井義実(チュートリアル)、笹川友里

ゲストの「人生で最高に美味しかったものの”お話”」が聞ける、新感覚・グルメバラエティ。「人生最高に美味しかったもの」を通して、その人の人となり、価値観、人生が浮かび上がる、まさに人と食は切っても切れない関係だということを教えてくれます。

7月1日(土)のゲストは、和田アキコさん。

心休まる週末の夜に、美味しい話、奥深い語らいで豊かなひとときを過ごしてみてはいかが?

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