• Top
  • トレンド
  • 今アツイ!宮崎の”クラフト系”焼酎・小玉醸造は若社長世代が盛り上げていた!
連載:小玉醸造・蔵長が教える焼酎の魅力

今アツイ!宮崎の”クラフト系”焼酎・小玉醸造は若社長世代が盛り上げていた!

7月ももうすぐ半ば。日を追う毎に、気温もぐんぐんあがり、猛暑が続いてますね。

そんな暑さを吹き飛ばしてくれるお酒が、焼酎というのをご存知でしょうか?
実は、焼酎は夏の季語で、アルコール度数が高いことから、暑気払いの酒として昔から飲まれてきたそうです。

今回は、そんな夏に飲みたい焼酎について、宮崎県の焼酎の蔵元・小玉醸造の蔵長である工藤洋慎(くどう・ひろちか)さんに教えてもらいました!

小玉醸造合同会社 蔵長 工藤洋慎さん

▲小玉醸造合同会社
飫肥(おび)藩主伊東家の御用酒屋として1818年に創業。平成になって休造状態にあった蔵を、宮崎市で代々造り酒屋をしていた金丸一夫さんが引き継ぎ再興。現在は息子の潤平さんが杜氏(蔵の最高製造責任者)として、新たな焼酎造りに取り組む。小さな蔵元ならではの、少量生産の丁寧な造りで、多くの焼酎ファンの心を掴んでいる。

若社長世代が盛り上げる宮崎の”クラフト系”焼酎が熱い

「小玉醸造の看板商品は『杜氏潤平』。
名前の由来は、杜氏の金丸潤平の名前からで、彼は私と同学年の42歳です。今、宮崎の焼酎の蔵元では若社長世代が頑張っていて、都城市『柳田酒造』、国富町『川越酒造』、宮崎市『渡邊酒造場』も、社長は40代前半と同世代の方々。我々と同じく家族で営む蔵元で、いわゆる”クラフト系”焼酎を造っています。使う原料、種麹・酵母の種類、醪(もろみ)の温度変化、蒸留と、組み合わせは無限大。生産量は少なくても蔵ごとに独自の製法にこだわり、それが”クラフト系焼酎”の個性を作っています」

「次世代を担う彼らが、こだわりの”クラフト系”焼酎を牽引してきたおかげで、一時期の焼酎ブームが去った今、新しい芽が芽生えています。新しい時代をリードする同世代の後継者の方々と、一緒に仕事ができるのは私も幸せです。

ひと昔前までは他の蔵元との交流なんて考えられなかったんですが、今はクラフト系の蔵同士の技術交流も盛んで、私も他の蔵の番頭さんに色々と教えてもらっています。宮崎全体で焼酎を盛り上げよう! とみんなで声を掛け合っているんですよ。

例えば、涼しげなブルーのボトルで夏向きの焼酎を造ろうと、3つの蔵でそれぞれ夏限定焼酎をリリースしました。それが小玉醸造は『夏の潤平』で、ロックで飲みやすいよう、通常25度のアルコール度数を20度に抑え、スッキリした夏向き焼酎に仕上げました」

▲夏季限定焼酎「夏の潤平」
ー焼酎の味わいを決める一番の要素は何でしょうか?
「やはり味がダイレクトに出る原料でしょうね。次に麹造り、蒸留の仕方も味を左右します」

▲看板焼酎「杜氏潤平」に使われている「宮崎紅」は、その名の通り皮が鮮やかな紅色で「赤いダイヤ」とも呼ばれる。食用芋で、ホクホクとして上品な甘さがあり、和菓子にも使われいる。

▲焼酎用の品種では最も新しい「黄金まさり」。表面の凹凸が少なく、収穫後も貯蔵に適していることから次世代のホープとして注目される。小玉醸造はいち早くこの芋を取り入れ、「夏の潤平」に使用。

▲「むろ作業」をする工藤さん。
「むろ」とは麹造りをする作業室のことで、最近では機械を使って麹造りをする蔵が多いなか、小玉醸造では、むろ作業は蔵の心臓部と考え、伝統的な手作業による、妥協を許さない麹造りに取り組んでいる。

ーズバリ、宮崎の焼酎の魅力とは?
「九州では焼酎造りが盛んですが、地元の農産物と密接につながっていて、県ごとに使う原料が違うのが特徴です。鹿児島は芋熊本は米大分は麦。そして宮崎は芋、麦、そばと全部造っていて、バラエティが豊かなんです」

ーそれでは小玉醸造のオススメの焼酎を教えてください!
「銘柄ごとに原料の芋も異なり、少量生産ならではの、手間暇をかけた味わい豊かな焼酎を造っています。それぞれ個性が違うので、ぜひ自分好みの焼酎を見つけて楽しんでいただきたいですね」

▲小玉醸造の焼酎ラインナップ
左から、①「杜氏潤平 紅芋華どり」2500円(300ml)、②「夏の潤平」1150円(720ml)、③「杜氏潤平」1650円(720ml)、④「潤の醇」1350円(720ml)⑤「おび蒸留屋あやこまち」1500円(720ml) *全て税抜価格

「杜氏潤平 紅芋華どり」蒸留で一番最初に垂れてくる雫だけを集めた、超貴重な焼酎。アルコール度数44度と高めですが、バニラアイスにちょいがけすれば、ゴージャスフレーバーに大変身! コーヒーに垂らしても美味しく、デザートスピリッツとしてもオススメ。

「夏の潤平」これが焼酎? と思わせる爽やかな飲み口は、特に女性にオススメしたい一本。華やかな香り、まろやかな甘みがクセになります。

「杜氏潤平」小玉醸造のフラッグシップ焼酎。紅芋のもつ甘みと華やかな香りが素晴らしく、焼酎に飲み慣れていない人にもオススメ。クセのない上品な風味は、食中酒として、和洋中問わず、色々な料理と楽しめます。

「潤の醇」ラインナップの中で唯一の麦焼酎。ガツンとした深みと余韻が素晴らしい、焼酎好きを唸らせる一本。

「おび蒸留屋あやこまち」珍しいオレンジ芋のアヤコマチを使った夏季限定商品。「あやこまち」特有の、マンゴーのようにトロピカルなフレーバーが楽しめ、女性にオススメ焼酎。

工藤さんはもともと東京の出身。大手百貨店に勤めていたとき、担当の和酒売場で宮崎の焼酎に出会い、そのあまりの美味しさに惚れ込み、ぜひ自分も造ってみたいと、Iターン就職を決意したそうです。

「東京出身の自分だからこそ感じるのかもしれませんが、宮崎の人たちはとことん明るいラテン気質。その性格が焼酎にも出ている気がします。蔵ごとに、本当に伸び伸び自由に造っているので、ひと口に芋焼酎と言っても、味わいは全然違う。ぜひ飲み比べて、飲む人にも、思い思いに個性を楽しんでほしいですね」

***
宮崎のクラフト系焼酎、原料から製法まで蔵ごとの個性が溢れているようで、ぜひ飲んでみたくなりますね!
次回は、工藤さんに夏の焼酎の美味しい飲み方と、焼酎の美味しい店を教えてもらいます。
ご期待下さい‼︎

最新の人気グルメ情報が届く!

イイねするだけ!
最新の人気グルメ情報が届く!