いよいよ今日から8月。夏本番ということで、夏休みを予定している人も多いかもしれませんね。そして、今月もますます美味しいものを食べたいと計画している人はもっと多いかも!
夏に美味しくなるものととして、今回注目したいのが「ウニ」。
夏に旬を迎える魚介類といえば、アジ、イワシなどがありますが、実は「ウニ」も夏が旬なのを知っていますか?
ウニは8月ごろが一番美味しい時期
ウニの種類は世界中で800種類以上もあると言われています。
その中でも食用とされているのは主にバフンウニ、ムラサキウニなどで、海外からの輸入品も多いため、年間を通して流通しています。
日本で獲れるウニの半数は産地が北海道で、バフンウニ、ムラサキウニは産卵期の前の8月ごろが最も美味しい時期と言われています。(種類によって違いがある場合もあります)
ウニは脂質もカロリーも高すぎず、美容にも健康にもうれしい食材!
とろ〜っと濃厚なウニ。その濃厚な味わいから、脂質が多くカロリーも高いのでは?と思われがちですが、実は脂質もカロリーもそこまで多くはありません。
ウニは寿司ねたとして使われることの多いので、同じ寿司ねたの大トロと比べると、そのカロリーは約1/3、脂質の量は約1/5。一般的な寿司にのっている大きさのウニのカロリーはおよそ10kcalです。※ミナミマグロ(インドマグロ)の脂身と生うにを比較<参考:七訂 食品成分表>
ウニに含まれる栄養素でまず注目したいのはビタミンAとビタミンE。どちらも抗酸化作用が強いビタミンです。抗酸化作用とは、体内で老化の原因と言われている活性酸素の生成を抑制する働きのこと。つまり抗酸化作用のある食材を食べると、結果としてアンチエイジング効果が期待できるのです。
特に夏は日差しが強く紫外線が多いため、体内に活性酸素が生成されやすい季節。放っておくとシミやシワの原因にも。そんな時こそ抗酸化作用のあるウニを食べて、体の中からキレイを目指しましょう!
そしてもうひとつ注目の栄養素がタウリン。
タウリンは疲労回復効果が高く、なんと栄養ドリンクにも配合されている成分です。
夏の疲れがそろそろたまる頃。ウニを食べて夏の疲れを吹き飛ばしてみませんか? タウリンの効果は他にも。肝機能を高め、二日酔いの原因であるアセトアルデヒドの代謝を促進する効果があります。
この暑い季節、ついついお酒を飲み過ぎてしまう人は、おつまみにウニを食べれば、翌日二日酔いになる心配もなくなるかもしれませんよ。
お寿司だけじゃない! ウニの魅力を存分に味わえるお店に行ってみない?
そんな健康にも美容にも効果があるウニを、美味しく味わえるお店をRettyの中から紹介しましょう。定番の寿司ねた以外にもウニを味わえるお店はたくさんありますよ!
東京 恵比寿『リストランテ デッラ コリーナ』
その時期の旬食材にこだわったイタリア料理店。ウニのパスタには北海道から取り寄せた新鮮なウニを使用。
トマトクリームソースは濃厚なのにさっぱりとした味わいだそう。
- ristorante della collina
-
東京都 渋谷区 恵比寿南
イタリア料理
東京 中目黒 『いふう』
贅沢にウニを使った「雲丹ご飯」は見た目も香りも舌でも楽しめる一品。
おこげができる絶妙な炊き加減に一口味わえば悶絶すること間違いなしです。
- 日本料理 炭火焼 いふう
-
東京都 目黒区 上目黒
割烹・小料理屋
東京 水道橋 『海鮮 うにくら』
新鮮な海鮮をリーズナブルに楽しめるお店。憧れの箱ウニは塩水に浸して食べることで、ウニの甘みが引き立つそう。
これはウニ好きならずとも、一度は食べたい一品です。
- 海鮮うにくら
-
東京都 千代田区 三崎町
居酒屋
美味しく食べて、美容にも健康にもいいウニ。旬の美味しさを味わいに行ってみませんか?
ライター紹介
-
尾花友理
- 給食委託会社において産業給食、保育園給食などの献立作成及び給食管理、栄養相談など経験したのち、料理研究家のアシスタントとしてレシピ開発、料理講師、テレビや書籍の撮影アシスタントなどとして活動。その後、レシピサイト運営会社において管理栄養士として調理や食の安全に関す業務などに従事後、独立