今年は予報に反して涼しく雨の多い8月でしたね。9月は平年より残暑が厳しいという予報も出ているようですが、暦の上ではもう秋。
秋といえば、さんま、鮭、きのこ、芋、栗など美味しい秋の味覚が目白押し。そんな秋の味覚と一緒に味わうは新米はみずみずしくて、甘みがあって格別な美味しさがあります。
私たち日本人にとって欠かせない主食である米は、収穫された後、多くは玄米の状態で保管され、年間を通して流通します。保管されている間に乾燥したりと、少なからず状態が変化するため、獲れたての新米はこの時期ならではの楽しみといえるでしょう。
産地ごとで新米の収穫時期は異なるんです!
日本列島は南北に長いため、産地によって米の収穫できる時期が異なります。
日本の最南端に位置する沖縄では6月から7月には新米が獲れ始めるそう。
その後、九州では8月、関東では9月、東北や北海道では10月と新米の収穫がなされます。そのため、9月ごろになると全国のスーパーでも新米が並び始めるというわけなのです。
※気候により収穫時期には多少のズレが生じることがあります。
米に含まれる栄養って?
米の栄養というと「糖質」が思い浮かびますが、実は米には糖質以外にも体を作るたんぱく質や、体の調子を整えるビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養も含まれています。
糖質というと血糖値を急激に上げて、インスリンが分泌され、結果体脂肪がつきやすくなると避ける「糖質制限ダイエット」が話題ですね。しかし粒状である米は粉から作るパンや麺類と比べて、分解に時間がかかるため食後の血糖値が上がりにくいのが特徴です。
新米の美味しさを存分に味わえる名店を紹介
つやつやの新米と想像しただけで、今すぐにでも食べたくてウズウズしてしまいますね。そんな人におすすめな新米を美味しく味わえるお店をRettyの中から紹介しましょう!
東京 恵比寿・米福
玄米で取り寄せる銘柄米は毎日精米するこだわり、銀シャリの美味しいと人気の和食店。土鍋で炊き上げる美味しいお米とご飯がすすむ一品料理が揃っており、ご飯好きにはたまりません。
一番好きなご飯の供はなんだろう?なんて、みんなと語り合いながら食べるのも楽しそうです。
- 米福
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東京都 渋谷区 恵比寿西
和食
東京 神泉 ITEMAE
奥渋谷にある創作和食のお店。「土鍋ご飯」には贅沢にイクラが敷き詰められており、幸せな気分になること間違いなし。
穴場的なこのお店、知っていて損はありません。
- ITEMAE
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東京都 渋谷区 神山町
居酒屋
東京 中目黒 オニギリーカフェ
おにぎり専門店。朝の8時から営業しており、店内はもちろん、テイクアウトも可能。
日本穀物検定協会が発表した「お米の食味ランキング」で最上級ランクを獲得したお米を使ったおにぎりは冷めても美味しいと評判です。
- Onigily Cafe
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東京都 目黒区 中目黒
テイクアウト
東京 池尻大橋「旬菜 おぐら家 」
大将の出身地である山梨をはじめとし、各地からこだわりぬいた厳選食材を仕入れて作る旬の割烹料理が楽しめる店。
秋には紅葉鯛を山梨の新米に富士山の水で炊き上げる『鯛の土鍋ごはん』が絶品! その他の季節も季節ごとに旬の炊き込みごはんがあるので、四季折々に訪れるのも楽しい。
- 旬菜 おぐら家
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東京都 世田谷区 池尻
割烹・小料理屋
一年でこの時期にしか味わえない新米。旬の美味しさをぜひ味わってみませんか?
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ライター紹介
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尾花友理
- 給食委託会社において産業給食、保育園給食などの献立作成及び給食管理、栄養相談など経験したのち、料理研究家のアシスタントとしてレシピ開発、料理講師、テレビや書籍の撮影アシスタントなどとして活動。その後、レシピサイト運営会社において管理栄養士として調理や食の安全に関す業務などに従事後、独立