ライター紹介
こんにちは、みちかです!
突然ですが皆さん、「カラーラテ」って見たことありますか?
日本だと抹茶ラテが唯一の色付きラテかなと思うのですが、実はいま、ピンクをはじめ、ブルーやイエローのラテが世界的に流行っているんです!
と、いうことで今回は、ヨーロッパでも大人気のカラーラテを、ロンドン在住の私が調査してきました!
ロンドンで「抹茶ラテ」の概念崩壊!
まず行ってきたのが、ロンドンの西に位置する、ノッティングヒルという街。パステルカラーの家が並んでいて、土日にはマーケットも開かれるインスタ映えにももってこいなところ。
そんな可愛らしい街並みのなかにある、以前からカラーラテが有名だった『Farm girl』へ。
なぜかイギリス人たちにとっても人気のあるカフェで、入るのに1時間待ち。行列文化のないロンドンでは、これは本当に珍しい現象! 期待値も上がって行きます。
おしゃれなピンクの机のテラスが人気なのですが、この日は雨が降ったり止んだりしていたので中で食べることに。
内装もかなりおしゃれだったので一安心。壁に飾ってある野菜たちに少し嫌な予感はしたものの、とりあえずメニューを受け取り、パンケーキとアサイーボウル、そして噂のカラーラテ4種セットを注文してみました。
ちなみに実はここ、ベジタリアンやヴィーガンの人達に対応したメニューや、グルテンフリーメニューなどが豊富なカフェらしく、今回頼んでみたパンケーキもグルテンフリーとのこと。
デコレーションは完璧!そしてカラフル!必然的にインスタ映えも完璧!残すは味のみ!
ということで実食してみたのですが、とりあえずパンケーキは一口ずつ食べてから全員食べるのを諦めました。アサイーボウルに関しては完食。
そしてみなさんが気になっているであろう、このカラーラテたち。
全部抹茶ラテらしく、3人で行ったのでお得な4点セットを頼みました(もちろん1つずつ頼むこともできます)。
味は……飲みながら抹茶ラテの概念を忘れかけました…笑
まず、ピンクのラテは『ハイビスカス抹茶』。
ハイビスカス抹茶パウダーとココナッツミルクでつくられてるらしいですがハイビスカス抹茶パウダーとはなんなのだろうか…? 抹茶なのか…?
そしてその次、黄色いラテは『リキッドゴールドラテ』。
これはターメリック(日本ではウコン?)、シナモン、黄耆(おうぎ)、蜂蜜とココナッツミルクで出来てるらしいのですが…。
ウコンとか黄耆ということでかなり漢方味が強く、抹茶要素はゼロでした…。なかなか勇気のいるお味…。
ちなみに、1番美味しかったのは青色のバタフライ抹茶ラテ!
「ブルー抹茶パウダーとアーモンドミルク」と表記されていたので、何の味なのかはイマイチうまく説明できないのですが、1番抹茶ラテに近くておいしかったのかなと思います。
そして緑のラテが普通の抹茶ラテらしいです。
うむ。カラーラテなかなか恐ろしいぞ。
ハンガリーで出会ったベルベットカラーラテ
でも、まだ挑戦はやめません!
次に行ってきたのは、ハンガリー旅行中に見つけたカフェ『SUMZ』
フラワーショップとカフェが一体化していて、とっても鮮やかな内装が素敵。
でも、さらに素敵すぎたのがここのカラーラテ! なんとピンクではなく真っ赤っかなラテなんです!!
ミントグリーンの机に置くと可愛さ倍増!鮮やかさも倍増!それに伴いフェトジェニック度も倍増!
このラテは『レッドベルベットラテ』といって、ヨーロッパでは一般的なレッドベルベットケーキ風のラテ。
なんでこんな赤いのかというと、着色料で色つけちゃってるから(笑)。
昔は、重曹と酢の化学反応でココアのアントシアニンの赤さを引き出していたらしいのですが…時代は変わったからね。
味は、ココアみたいな、ラテみたいな…。そんなに甘くないのでチーズケーキと一緒に楽しみました。
ここのカフェでも、緑やら黄色やらのカラーラテを飲むことができるようです。(黄色のラテは、先程のFarm Girlで飲んだウコン味がトラウマで頼めず…)
インパクト大すぎるジンジャー&レイヤードマッチャ
はい、どんどん行きましょう!
次はロンドンに戻りまして、ハックニー地区へ。これまたベジタリアン&ヴィーガンに対応しているカフェ『PALM VAULTS』にお邪魔します。
最近は、ベジタリアンやヴィーガンの人が本当に多くて、そういう人たちも入れるカフェがどんどん出来てきたんだけど…。正直まだまだ味には期待できないところも多いので、ビクビクしながら入店。
店内はピンクとミントグリーンのパステル調。とっても可愛くてラブリー!
早速インスタで見た写真を見せて、ピンクのラテと紫のラテを頼もうとしたのですが、『ごめんね〜!紫のラテはもうやってないのよ〜代わりにオススメなのがこのブルーマジック!ぜひ飲んでみて!』と言われてしまいました。
しょうがなく、ベルベットローズとブルーマジック、そしてピンクとグリーンのグラデーションがかなり綺麗だったレイヤードマッチャを注文。
左がベルベットローズで右がブルーマジック。どうみてもブルーではないんだけど、まぁ一応カラーラテなので許してあげましょう。そして、いざ実飲。
ピンクの方は、ベルベット感は全くなく、普通に美味しいローズラテ。見た目も可愛いしGOOD。
そして、次に薄緑のブルーマジック。一口飲んだ瞬間に目ん玉が飛び出ました…生の生姜にガッツリかぶりついた感覚といいますか。
とにかく今まで飲んだことないレベルの濃さの生姜汁を飲んでいる感じ…? これをオススメした店員は私たちを苛めたかったのでしょうか…?
そしてもう1つ注文していたレイヤードマッチャ。
名前がレイヤードなだけあって、綺麗な層になっていることでしょう!と、期待していたのですが…
これがレイヤードマッチャの実物!!!(衝撃)
公式インスタで見たのと全然違う…。でも、実はこれが1番美味しかったので、見かけで判断してはいけませんね。
そしてまた、ここにも実はGOLDENという黄色いラテがあったのですが、やはりFarmGirlのトラウマのせいで再挑戦できず…。
そもそも黄色ラテについては、韓国にサツマイモラテというものがあって、私にとっては割と馴染みのあるものだったんです(しかも、かなりおいしい)。
なので、ピンクや青の方が飲んではいけないもの感が出ていてインスタ映えにはもってこいな感じなのと、ピンク(or赤)をひたすら飲んで比較したかったんです。
(っていう言い訳で、ひたすら黄色を避け続けています…笑)
これぞ王道! 撮っても飲んでも可愛いローズラテ
次に行って来たのが、ショーディッチというエリアにある、服屋とカフェが一体化した『AIDA』。
ショーディッチといえば、K-popアーティストのG-DRAGONが、「ピタカゲ」という曲のMV撮影で走りまわっていたところで有名ですよね! ロンドンの中でも、かなりファッショナブルな人が多い街かと思います。
ここにもフレッシュチャイ、ローズ、抹茶、サンシャインといろんなカラーラテがありました。店員さん曰く、やはり1番人気はピンクのローズラテということで注文。(そして多分サンシャインは黄色だから排除)
このピンクはローズシロップで色付けしてあり、上に乗っているのはドライローズとのこと。
ピンクの色は強めだけど、ローズの味自体は強すぎず、とっても飲みやすいカラーラテでした。飲んでるところを撮っても、横から撮っても上から撮っても可愛い…!!
ビーツ由来のピンクラテ、お味はいかに…?
最後に紹介するのは、オールドストリートからショーディッチに行く道の途中にできた新しいカフェ『sans pere』。
ここはとっても居心地がよく、課題にも集中できて、さらに抹茶ラテや抹茶スイーツもあるので、私のお気に入りカフェでもあります。
ロンドン旅行に来ても、東側のオールドストリートやショーディッチは観光のルートから外しがちかと思いますが…。
可愛いカフェやバー、セントラル側とは違う街並み、そして土日にはショーディッチのマーケットを楽しめるのでおすすめです。
そんなsans pereですが、ここのピンクラテはbeetroots味!
ビート(ビーツ)って赤くて丸っこい根っこのあれです。そこから色を取ってラテにしてるとのこと。
まずかったらどうしよう…と思いつつ飲んでみると、意外と美味しい! ほんのり甘いお芋のポタージュみたいなラテでした! シロップではなく自然な色でここまでピンクを抽出できるなんて…!!
今のところbeetroots味のラテはここでしか見たことがないので、気になる方は是非一度トライしてみて!
ちなみにこの抹茶マフィン、実は最後の一個だったのですが、私の前にいたおじさんが注文してることを知らずにこれください〜♪と注文。
すると、前のおじさんのものだと言われたので、諦めて他のを注文して席で待っていると店員さんがやってきて、『さっきのおじさんがあなたに譲るって言って置いてったわよ、抹茶マフィンたべる?』と。
おじさん優しすぎる…最後の一個だったのに!!ロンドンではこういう優しさに出会う確率が高くてほっこりします。
抹茶マフィン、中からとろ〜っと抹茶クリームが出てきてかなり美味しいのでラテと一緒にどうぞ!
※※※
と、いうことで、計5店舗・10杯を飲んできました〜。
どのフレーバーも、見た目だけじゃなくて味がそれぞれ個性的! ”インスタ映え”はもちろんですが、どんな味なのかワクワクして飲む楽しさもあって、自分のお気に入りを見つけたくなっちゃいます。
みなさんも、見かけたらぜひ試してみては?
以上、みちかのカラーラテ調査でした!!