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連載:結局、餃子とビール

人気店「なかよし」の”鉄なべ餃子”は1人でも3人前ペロリっ!餃子→ビール、餃子…の無限ループ!

都内で食べられる熱々博多鉄なべ餃子の店「なかよし」

こんにちは、餃子専門ブログ「東京餃子通信」編集長の塚田亮一です。

ライター紹介

塚田亮一
塚田亮一
餃子の食べ歩きブログ「東京餃子通信」編集長。「餃子は完全食」のスローガンのもと、訪問したお店は1,000軒以上。首都圏を始め、宇都宮・浜松などのご当地餃子の街、さらには世界中の「美味しい餃子」を求めて食べ歩く餃子のスペシャリスト。食べあるきオールスターズ「食べあるキング」の餃子担当も務める。

先日、福岡に行く機会があり、博多の餃子を一気に食べ歩きしてきました。

中州の屋台などで食べられるひとくち餃子や、熱々の鉄なべのまま出てくる鉄なべ餃子、土鍋でぐつぐつと煮込まれた炊き餃子などなど、独自のスタイルの餃子が色々とあって、どれも特徴があって美味しい。

二泊三日の旅だったのですが、すっかり博多の餃子のファンになって帰ってきました。

今回の「結局、餃子とビール」では、是非皆さんにも博多の餃子を楽しんでもらいたいと思い、ビールとの相性抜群の博多流の餃子をご紹介したいと思います。

本格的な「鉄なべ餃子」が都内で食べられる

丸の内線南阿佐ヶ谷駅から青梅街道を新宿方面に5分ほど歩くと黄色い看板のお店が見えてきます。

看板にも書かれているようにこちら「なかよし」は、博多の鉄なべ餃子の専門店なのです。

元々博多祇園にある鉄なべ餃子専門店で修行していた現店主さんが、30年ほど前に独立して東京で店をひらいたのがこの「なかよし」。
今でこそメジャーな存在になった鉄なべ餃子ですが、当時は東京では非常に珍しく瞬く間に人気店になりました。

今でも東京の鉄なべ餃子の草分け的な存在のお店として人気を博し、金曜日や週末は早めの予約が必要です。1日1,000個以上の餃子が注文されるのだとか。

更にはお持ち帰りも可能なので自宅で鉄なべ餃子を楽しむ方もいるようです。(お持ち帰りは鉄なべで焼かれた後、紙箱に入れられます。)

「鉄なべ餃子」の誕生は東京で見つけたアレがきっかけ

今や博多名物の一つとして、全国に認知をされつつある鉄なべ餃子ですが、その誕生には意外なものがきっかけとなっています。

「鉄なべ餃子」のルーツをたどると、60年ほど前に八幡製鉄所で有名な八幡に行きつきます。当時、八幡の餃子店の店主さんのお兄さんが、東京出張の際にたまたま見つけた鉄板に乗って出てきたナポリタンがアイデアの発端。

その話を聞いた店主さんが、同じように餃子も鉄鍋にのせたまま出せばいつまでも冷めなくてお客さんが喜ぶはずだと考え「鉄なべ餃子」が生まれました。

その後、八幡から博多に広がり、「なかよし」の開店により30年前から東京でも「鉄なべ餃子」が食べられるようになりました。

餃子は全てこだわりの手作り

鉄なべ餃子は、1人前10個、2人前20個、3人前30個から選択可能。

50年続く博多の鉄なべ専門店の伝統の製法を守り、餃子は皮づくりから一つ一つ手で作られています。このため注文が入ってから焼きあがるまで時間がかかるので、席についたらまず最初に鉄なべ餃子3人前を注文することをおススメします。

小ぶりの餃子なので、1人でも3人前ぐらいは余裕で食べられてしまいます。

後でご紹介しますが「なかよし」は、餃子専門店といっても博多の居酒屋メニューも充実しています。餃子が焼きあがるまでの時間は、ビールと博多のつまみでつなぎましょう。

ビールとつまみで談笑をしている間に、餃子が焼き上がり運ばれてきます。

熱々の鉄なべの上に、美しいきつね色の焼き色の餃子がビシッと30個敷き詰められています。良くこんなにキレイに餃子を返せるものだといつも感心します。

酢醤油ベースの餃子のタレがセットされているので、ここに辛味としてゆず胡椒を少し足して食べるのがおススメです。

サクサクに焼きあがった餃子は、一口でパクリといきましょう。焼きたての餃子をハフハフしながら食べるのがまた楽しい。

手延べ皮のもっちりした食感と、サクサクの焼き面の皮の中に隠れているのは、ニンニクたっぷりでかなりパンチの効いた餃子餡。次の日まで確実に匂いが残るレベルなので、鉄なべ餃子の翌日の予定には気を付けましょう。

ニンニク一辺倒の味というわけではなく、赤身中心豚肉からはしっかりとした旨味が、キャベツと玉ねぎから野菜の甘みが感じられ、そしてキクラゲがコリコリっとした食感のアクセントを出しています。

食感と香りと旨味の相乗効果でビールとの相性は抜群。餃子を立て続けにパクパク食べた後、ビールで一気にリセット。そのうち1つずつではなく、2〜3個まとめて一気に食べるようになってしまったりします。

この調子で、30個の餃子はあっという間に胃袋の中に消えていきます。鉄なべの保熱効果もあり、餃子は冷めることなくいつまでも熱々のまま食べられるのも、ビールが欲しくなるポイントですね。正にビールのために発明された餃子です。

餃子が全部なくなる前に、2周目に向けて追加の餃子をオーダーをしましょう。この日は3人で訪問だったのですが、少し控えめに2周目は2人前を注文。2人前の場合は鉄なべが一回り小さめのものが使われ、こちらも隙間なくぎっしりと詰まった状態で焼き上げられます。

博多の屋台を思わせる充実したおつまみメニュー

先に少し触れましたが「なかよし」は、鉄なべ餃子専門店でありながら博多を中心とした九州料理のおつまみメニューも充実しているので、居酒屋としても使い勝手が良いお店です。

例えば、九州の屋台や居酒屋では定番の「にらとじ」。ごま油で作ったニラ玉で、超シンプルな料理なのですが醤油や餃子ダレをちょっとつけて食べるとたまらなくお酒が進みます。

バターのスープが絶品のあさりバター

博多名物の辛子明太子を使った、いかめんたいもオススメ。

宮崎の地鶏の炭火焼きも、コリコリとした食感と肉の奥から感じられる旨味がしっかりとしています。

どれもシンプルな味付けなのですが、素材の良さを活かした逸品ばかり。これらのおつまみはビールとの相性も良いですが、焼酎のお湯割りと合わせると、更に博多の雰囲気が楽しめるのでおススメです。

博多に行かずとも本格的な鉄なべ餃子や博多料理が楽しめるお店ですので、是非南阿佐ヶ谷まで足を運んでみてください!

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