こんにちは、餃子専門ブログ「東京餃子通信」編集長の塚田亮一です。
塚田亮一
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塚田亮一
- 餃子の食べ歩きブログ「東京餃子通信」編集長。「餃子は完全食」のスローガンのもと、訪問したお店は1,000軒以上。首都圏を始め、宇都宮・浜松などのご当地餃子の街、さらには世界中の「美味しい餃子」を求めて食べ歩く餃子のスペシャリスト。食べあるきオールスターズ「食べあるキング」の餃子担当も務める。
2018年、一発目の「結局、餃子とビール」では、今年流行りそうなフォトジェニックな餃子をご紹介しようと思います。
もちろん、ビールとの相性もばっちりですよ。
餃子メニューが豊富な餃子居酒屋「WARASHIBE GYOZA」
今回ご紹介するのは、神田にある餃子居酒屋「WARASHIBE GYOZA」。神田駅からは、徒歩5分ぐらいのところにあります。
2016年に開店した「WARASHIBE GYOZA」ですが、本日紹介するフォトジェニックな餃子が、昨年後半にかけて人気に火が付き、最近は予約で満席になることが多いそうです。
「WARASHIBE GYOZA」は、20種類を超えるアレンジ餃子が人気のお店なので、初めて訪れた方はずらりと並んだ餃子メニューを前に、どれから食べるべきか悩んでしまうと思いますが、
初めての方はまず、定番の「週末餃子」を食べていただきたいです。
モチモチっとした弾力が感じられる、中厚の良質な皮を使って丁寧に手包みで作られた餃子には、ニンニクとニラに加え、フライドオニオンが隠し味に使われ、パンチの効いた味付けに仕上がっています。
これを食べれば「WARASHIBE GYOZA」が、安易なアイデア勝負のお店ではないことが分かると思います。
お好みに合わせてパクチーダレや青唐辛子ダレなど、オリジナルのタレで"味変"させながら食べることもできます。
ちなみにお口の匂いが気になる方には、ニンニク・ニラなしの「平日餃子」も用意されています。
主役は濃厚なチーズをからめて食べる「餃子フォンデュ」
そして2018年、ブームの予感を感じる"フォトジェニックな餃子"は、こちらの「鉄板餃子フォンデュ」。
昨年、若い女性を中心に大ブームになった、チーズダッカルビにインスパイアされた、チーズダッカルビの餃子版。
鉄板の両端には、いったん焼き上げられた週末餃子の上にダッカルビと同様、甘辛いソースがかかっています。
餃子の下には千切りキャベツが敷かれていて、皮のモチモチ感が損なわれないようになっています。
そして鉄板の中央には、モッツァレラチーズ、チェダーチーズがたっぷりと約200g敷き詰められています。
この見た目、味を想像するだけでビールが進みますね。
鉄板に火を入れると、すぐにチーズがトロトロの状態になり完成です。
これこそ「インスタ映え」する餃子ですね。
ただし、ゆっくり撮影しているとチーズが固まってきてしまうので、撮影は手短にすることをおススメします。
チーズフォンデュのように、トロリとした2種類のチーズを餃子とたっぷりと絡めて食べると、これが驚きの美味さ。
これまでもチーズ餃子はあちこちで食べてきましたが、それらとは別次元の濃厚さです。
餃子自体の味もしっかりしていますし、上にかかっている甘辛ソースやネギがアクセントとして効いていて、濃厚なチーズの味に負けていません。
そして、少し火を強めにしていくと、チーズの底部分がこんがりと焼けて香ばしく濃厚なチーズの香りがしてきます。
底面がカリっと、上側がトロッとした状態のチーズを餃子に巻きつけて食べると、ビールとの相性は最高潮に。
時間とともに味が変化していくのも楽しいですね。
更に、このあとで紹介する「すき焼き揚げ餃子」で残った溶き卵を、鉄板の端の方に流し込むと薄焼き卵を焼くことができます。
この薄焼き卵で、チーズを絡めた餃子をくるんで食べましょう。
チーズと卵の相性を考えれば美味いに決まっていますよね。
フォトジェニックなだけでなく、自分でお好みの状態を探りながら食べられるという楽しみ方もあります。
これは今年、ブレイクしそうな予感を感じますね。
鉄板餃子フォンデュには、この他に「BBQ餃子フォンデュ」と「パクチー餃子フォンデュ」という別メニューも用意されています。
アイデア餃子も実力派ぞろい
「WARASHIBE GYOZA」には、他店では見られない、ちょっと変わった餃子も楽しめるのもポイントです。
餃子の種類はなんと20種類以上。
しかも、他店では見たことがないような、アイデアあふれる餃子ばかりです。
例えば「すき焼き揚げ餃子」は、すき焼き風に割り下で味付けされた餃子を揚げて、卵をからめて食べます。
スナック感覚で食べられる、すき焼きといった感じ。これもお酒が進むこと間違いありません。
また、女性に人気だというのが「松前漬け納豆餃子」。
見た目は普通の餃子ですが、餡は松前漬けと納豆。納豆の香りと、松前漬けの甘じょっぱさの相性の良さは、是非味わってもらいたいです。
最後におススメしたいのは、「豚骨スープ餃子」。
豚骨スープの中に茹で餃子が並び、紅ショウガがトッピングされています。
締めの豚骨ラーメンならぬ、締めの豚骨スープ餃子ですね。
お店が自ら「邪道餃子」と呼ぶように、かなり変化球な餃子が多いのですが、どれも単なるアイデア一発勝負ではなく、美味しい餃子として成立するようメニュー開発をしているのに驚かされます。
餃子って本来これぐらい自由な食べ物ですからね。
「WARASHIBE GYOZA」では、餃子食べ放題コースという太っ腹なコースも用意されているので、お友達と一緒に色々と食べ比べをするのが楽しいと思いますよ。
きっと好みの餃子に出会えると思います。
私も全メニュー制覇しているわけではないので、お気に入りの餃子を見つけたら是非教えてくださいね。
- 神田餃子居酒屋 WARASHIBE GYOZA
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東京都 千代田区 神田須田町
餃子