連載:結局、餃子とビール

中目黒名物!ビールに合うモッチモチ「水餃子」&羽根の地平線が美しい「焼き餃子」

こんにちは。東京餃子通信編集長の塚田です。

塚田亮一

塚田亮一
塚田亮一
餃子の食べ歩きブログ「東京餃子通信」編集長。「餃子は完全食」のスローガンのもと、訪問したお店は1,000軒以上。首都圏を始め、宇都宮・浜松などのご当地餃子の街、さらには世界中の「美味しい餃子」を求めて食べ歩く餃子のスペシャリスト。食べあるきオールスターズ「食べあるキング」の餃子担当も務める。

これまで毎月、焼き餃子を中心にビールに合う餃子を紹介してきましたが、今月はビールにあう「水餃子」を紹介したいと思います。

水餃子といえば中国のイメージが強いですが、本日紹介するのは台湾の水餃子。

それでは中目黒にある「台湾」をご案内したいと思います。

中目黒にある「台湾のおばあちゃん家」

中目黒駅を南改札側から出て東側に歩いて行くと、水餃子と書かれた赤い看板が見えてきます。

こちらが本日ご案内する「東京台湾」

2017年3月にオープンした創作台湾料理専門店で、オープン以来常に、かなりの賑わいを見せている人気店です。

もともとこの場所で、カジュアルなイタリアンレストランを営んでいた店主さんが、台湾を訪問した際に台湾の魅力にハマり、その魅力をもっと広めたいと始めたのがこの「東京台湾」。

入り口をくぐるとそこには、台湾の田舎の家庭に招かれたような光景が広がります。

家具や装飾品、雑貨などは全て台湾から調達したというこだわりの店内。台湾人の方にも「おばあちゃん家に来たみたい」と言わしめるほど。

畳敷きの座敷には小さなテーブルがおいてあり、とてもくつろげる雰囲気で、ついつい長居してしまいます。

ココナツダレと楽しむ皮が主役の水餃子

まずは「東京台湾」の文字取りの看板メニュー、水餃子を紹介したいと思います。

この水餃子は、皮を楽しむ料理と言われるだけあって、とにかく皮が美味しいのが魅力。

一枚一枚、厚めに伸ばされた手作り皮は、つるんとしたなめらかな舌触りとモチモチっとした弾力が特徴。コシはあるのに硬くならないこの皮は、材料にも秘密があるのだとか。

そして皮自体からも、しっかりとした旨味が感じられます。

モチモチ皮にかぶりつくと、中からはジュワッと肉汁が染み出てきます。粗挽きの豚肉の旨味と、ニラの香りが印象的です。

餡の味付けはシンプルで主張しすぎず、あくまでも皮の引き立て役に徹しているところも見逃せません。

そして、東京台湾の水餃子に欠かせないのが、水餃子専用タレ

台湾醤油をベースに、各種香辛料やココナツやパパイヤなどのフルーツを使った、東京台湾オリジナルのタレです。

このタレをたっぷり水餃子につけて食べると、これが旨いのなんのって。
甘みに加えて酸味のあるタレの風味が、口の中で餡の肉汁と混ざり合って複雑な味を演出します。

皮に小さな穴を開けて、タレを餡に染み込ませてから食べるのもオススメです。

この水餃子と合わせて飲みたいのが、地元目黒で醸造しているクラフトビール「マスターブロイ」の「オリジナルラガー」。

とてもスッキリしていて、皮の旨味やタレの風味を引き立ててくれます。

どこまでも広がる羽根の地平線

水餃子が人気の東京台湾ですが、実は焼き餃子も特徴があって面白いのです。

焼き餃子運ばれてくると、まずはその羽根の大きさに驚きます。お皿いっぱいに広がる羽根は、まるで地平線のよう。どこに餃子が隠れているのかわからないほどです。

お客さんからのリクエストに合わせて少しずつ大きくしていったところ、フライパンいっぱいの大きさになってしまったそうです。

この羽根は大きいだけでなく、餃子本体から染み出た肉汁を吸っていて少し味もついているので、羽根自体もおつまみとして食べられます。

羽根にばかり目がいってしまいますが、餃子も東京台湾らしさが感じられる独特の味わいに仕上がっています。

独特の味わいの秘密は、餡に練りこまれたお芋をベースとした台湾の漬物の一種。

この食材は店主さんが台湾を訪問した際に見つけたもので、台湾では餃子の材料としては使われるものではないとのことですが、試しに焼き餃子の餡に使ってみたところ、これが大ヒット。

発酵した芋が持つ独特の旨味と香りが特徴的で、他では食べたことがありません。タレは何もつけずにそのまま食べてください。

この焼き餃子には、前述の「マスターブロイ」の「ブラックラガー」をオススメします。

ほのかにビターチョコレートのような風味がするので、独特な香りのする焼き餃子との相性が抜群です。このビールの泡も美味しいので、泡も一緒に楽しんでみてください。

アレンジ台湾料理も実力派揃い

東京台湾は、アイデア溢れるアレンジ台湾料理も魅力の一つです。

前菜としてオススメしたいのは、ポテサラです。

二種類の芋と蒸し鶏を、オリジナルのくるみソースで和えたポテサラに、パクチー&きな粉がどっさりとかかっています。中華風のスパイスも効いていて、ビールが進む逸品です。

蒸鶏ネギ山椒ソースも見逃せません。

箸で簡単にほぐれる程に柔らかく蒸しあげた骨付きもも肉に、新鮮なネギをたっぷりとのせ、その上から山椒や香菜をつかったオリジナルのソースがかかっています。

山椒とネギの爽やかな香りで食欲が促進され、箸が止まらなくなってしまいます。

東京台湾の締めに欠かせないのは「魯肉飯」。

台湾の家庭料理の定番としても人気の料理です。甘しょっぱく煮込まれた二種類の豚肉とザーサイ、煮卵がご飯の上にたっぷりとのせられています。

この魯肉の風味は中毒性があるのか、時々食べたくなってしまうんですよね。

東京台湾では店主さんを始め、スタッフの皆さんが、日本で紹介されていない台湾の家庭料理や食材などを求め、お店ができた後もちょくちょく台湾を訪問しているとのこと。

定期的に通い続けると、新しい台湾が見つかるかもしれないですよ。

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