こんにちは。餃子専門ブログ「東京餃子通信」編集長の塚田です。
塚田亮一
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塚田亮一
- 餃子の食べ歩きブログ「東京餃子通信」編集長。「餃子は完全食」のスローガンのもと、訪問したお店は1,000軒以上。首都圏を始め、宇都宮・浜松などのご当地餃子の街、さらには世界中の「美味しい餃子」を求めて食べ歩く餃子のスペシャリスト。食べあるきオールスターズ「食べあるキング」の餃子担当も務める。
皆さん、お取り寄せ餃子の超人気店「羽根木餃子」をご存知でしょうか。
テレビや雑誌などメディアにも引っ張りだこで、お取り寄せの注文が常に殺到。最近は3か月待ちぐらいの状態が続いています。
どんなに美味しい餃子でも、なかなか3か月は待てない!
そんな皆さんのために、今回はこの3か月待ちの超人気餃子をすぐ食べられる方法をご紹介したいと思います。
実はこの4月に「羽根木餃子」が、京王井の頭線「東松原駅」近くに餃子バルスタイルのお店を開店したのです。
お店では毎日、お取り寄せ用とは別に餃子が用意されているので、待たずにその場で食べられます。しかも、注ぎたてのビールと一緒に楽しめてしまうとあれば、わざわざ足を運ぶ価値がありますよね。
ゆったり餃子が楽しめる広々としたカウンター
東松原駅の改札を出てからほんの1〜2分。建物の2階に大きく「世田谷 羽根木餃子」と書かれた看板が見つかります。
階段を登っていくと広々としたカウンターがお出迎え。
奥行もあるし隣の席との感覚も広く、カウンター席でありながらゆっくりと食事とお酒が楽しめそうな雰囲気です。
新店なので、もちろん内装もピカピカです。
ビールはハートランドの生。ハートランドが生ビールで飲める餃子店はなかなか無いですよ。すっきりとした味わいのハートランドは、素材の味を活かした繊細な味付けの餃子との相性が良いと思います。
「羽根木餃子」の餃子は、大振りで皮も厚めなので、焼き時間が一般的な餃子よりも少し長めにかかります。
もやしのナムルなど、ちょっとしたおつまみが用意されているので、これらをつまみながら餃子の焼き上がりを待ちましょう。
ゴロゴロ肉と野菜たっぷりの新感覚餃子
まずは、店名を冠した「羽根木餃子」から食べて欲しいです。
「羽根木餃子」の名前の由来でもあるパリッとした大きな羽根をまとって登場してきます。この美しい羽根を鑑賞するだけで、ビールが一杯、飲めちゃいそうですよね。
羽根木餃子の人気の秘密は羽根だけではありません。
餃子にかぶりつくと、とても強い豚肉の食感と、その旨味に驚かされます。この正体は、自家製の塩麹に漬け込んだ豚の肩ロース。1cm角というかなり大きめなサイズにカットされています。
キャベツやネギなどの野菜も粗めにカットしてあるので、ゴロゴロ肉に勝るとも劣らない存在感を出しています。それぞれの食感を活かすために、お肉と野菜は事前に混ぜずに一緒に皮に包むだけにしているのだとか。
そしてゴロゴロ豚肉とザクザク野菜を包み込むのが、厚めで良く伸びる自家製皮。栄養価の高い小麦胚芽も配合されていて、美味しいだけでなく身体にもやさしい皮です。もちろん保存料は不使用。
一つ一つ、これだけの手間をかけて作っているため、一日に作れる餃子の量も限られ、お取り寄せ分は3か月待ちになってしまうそうです。
トマトと豚肉の相性抜群
もう一つ必ず食べて欲しい餃子が「とまと餃子」。私は「とまと餃子」を食べるために「羽根木餃子」に足を運んでいると言っても過言ではないぐらいのお気に入りに餃子です。
餡の具材は「羽根木餃子」に使われている塩こうじ漬けの豚肉とトマトのみ。初めて食べたときは、イタリアンの料理なのではないかと錯覚するほど。
トマトの酸味が豚肉の旨味を引き立て、シンプルですが非常に完成度の高い餃子です。ビールだけでなく、ワインとの相性もとても良いと思います。
「とまと餃子」は、そのまま食べても美味しいのですが、塩とコショウを軽く振ってスパイシーに仕上げると、更にお酒が進みます。店主さん曰く、タバスコを少しつけても美味しいのだとか。
皆さんも色々試してベストな食べ方を探ってみてください。
他にも個性あふれる餃子が目白押し
「羽根木餃子」、「とまと餃子」以外にも、個性あふれる餃子が常時10種類ぐらい用意されています。
「濃厚カレーチーズ餃子」は、ゴロゴロ肉とたっぷりのチーズ、そしてカレーが皮の中に閉じ込められています。
カレーとチーズなんて旨いに決まっています。香辛料の香りとチーズの濃厚な風味に食欲が刺激され、いくらでも食べられてしまいそうな餃子です。
子供たちにも人気の味付けなので、お土産にも買って帰ると喜ばれますよ。
お肉ばかりだと飽きてしまうという方におススメしたいのは「野菜たっぷり餃子」です。肉は一切使わずに、キャベツや玉ねぎ、人参などの野菜をたっぷり使った餃子です。
味付けもシンプルに、野菜の甘みや旨味を楽しめる餃子です。不足しがちになる野菜をまとめてとれるのも嬉しいですね。
その他、五香粉を使った香り高い「もっちり水餃子」や、じっくり煮込んだ牛すじを包み込んだコラーゲンたっぷりの「牛すじ餃子」など、どれも他では食べられない餃子ばかり。
お気に入りの一皿を見つけるために、一度だけでなく何度も通うのも楽しいと思いますよ。
- 元祖あらぎり肉餃子専門店 世田谷 羽根木餃子
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東京都 世田谷区 松原
餃子