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築地場外市場の新しい通な楽しみ方! 佃煮×クラフトビールはびっくりするほど”アリ”だった

おはようございます。

みなさま、「飲んでますかー!(ビールを)」。

目が開いていない……

目が開いていない……

さて、すっかり秋めいてきたので、前回の夏バテモードからすっかり復活しているはずが、相も変わらずぼんやりフェイスなのは朝の9時だから!

一目瞭然ですが、眠いです(当方、夜型につき)。

「つきじ〜、つきじ〜」

「つきじ〜、つきじ〜」

ご存知の通り、東京都中央卸売市場はこの10月に豊洲に移転しましたが、築地場外市場のお店は変わらず元気に営業中です。

「場外」は、一般の人でも新鮮な魚を買ったり食べたりできるお店がたくさんあるので、毎日朝からお祭りのような賑わいっぷり。

また、俗に言うプロ向けの「場内」の機能を有する、仲卸さん母体の小売店が集まった生鮮市場「築地魚河岸」もあるので、ここを活用して仕入れをしている飲食店の方もいるそう。

が、私の目的はあくまでクラフトビール!というわけで、今朝訪れたのはこちらです。

大正3年創業の「築地江戸一」さん!

今や、築地でも数少ない佃煮の専門店です。

ズラッと並べられた提灯がお江戸感を醸し出しています

ズラッと並べられた提灯がお江戸感を醸し出しています

あれれ? ジュースの自動販売機はあるけれど……

ビールは!?と思ったら、いっけなーい!

今日訪れるべきは、場外市場中通りにあるこちらのお店ではなく、1本隣の場外市場東通りにある方のお店でした。

急いでワープ!

英語の成績は「2」だったので話しかけずに観察するヘタレぶり

英語の成績は「2」だったので話しかけずに観察するヘタレぶり

奥に長いお店の中にはものすごい数の佃煮がずらりと!

店頭では、外国人観光客のみなさんが佃煮の試食に果敢にトライしています。「佃煮」って英語で何て言うんでしょうね?

よっ、太っ腹!な試食コーナー。いろいろふるまいすぎている。

よっ、太っ腹!な試食コーナー。いろいろふるまいすぎている。

「昔は、この界隈に20軒以上の佃煮屋さんがありましたが、今はうちを含めて3軒しか残っていないんですよ」

と教えてくれたのは、代表取締役社長の飯田一雅さん。

大正3年に創業した家業を継いだ、4代目の主でいらっしゃいます。

トップスの色が、飯田さんとかぶってしまって恐縮です!

トップスの色が、飯田さんとかぶってしまって恐縮です!

「佃煮は、常時80〜100種類を揃えています。専門店でもここまで豊富なところは、そうないと思いますよ。ほかにも、お漬物などの“ご飯のお供”もありますしね。

うちのテーマは“おとなの駄菓子屋”!大いに迷って、選ぶ楽しみを味わってください。実際にみなさん、店内に滞在する時間が長いんです(笑)」

遠慮なく迷い、飯田さんを占有して質問しまくるの図

遠慮なく迷い、飯田さんを占有して質問しまくるの図

人気があるのはどれですか?とお聞きすると、

「素材の旨味をまるごと味わえる『一口ほたて』や、ピリッとした生姜の風味がアクセントの『生姜あさり』、大ぶりにカットしてふっくらと煮た『まぐろやわらか煮』は季節や世代を問わず、人気がありますね。

あと、私のおすすめは『わさび昆布』!

エキスではなく本わさびを使っているから、わさびのぴりりとした爽やかな風味がしっかり感じられるんですよ。ちなみに、昆布やしいたけの佃煮は、台湾のベジタリアンにも人気があります」

へええ。佃煮、海を超える!

そんなお話をうかがいつつ、さんざん迷って4種類を厳選しました。

『まぐろ角煮』、『わさび昆布』、『はまぐり』…そして季節の品である『さんま旨炊き』。

え、なぜ4つか、って? それはですね、1個300円の佃煮4つ買うと1,000円になるからです。

200円お得!生活の知恵!

まだぼやっとした顔ですが、200円得したから喜んでいるんですよ!

まだぼやっとした顔ですが、200円得したから喜んでいるんですよ!

おっと、佃煮ショッピングに夢中になって、肝心のビールのことを忘れておりました、いっけなーい!

「築地江戸一」のお隣りにある「スタンド江戸一」、実はこちらで「タップ・マルシェ」のクラフトビールが飲めるのです。

「スタンド江戸一」。ビールの気配にみちみちています!

「スタンド江戸一」。ビールの気配にみちみちています!

お取り扱い銘柄はこちらの2つ。「496(スプリングバレーブルワリー)」と「アフターダーク(スプリングバレーブルワリー)」です。

シズル感あるイラストはスタッフの方の力作だそう

シズル感あるイラストはスタッフの方の力作だそう

うれしいことに、さきほど飯田さんが人気があると教えてくれた佃煮『一口ほたて』は、試食用が用意されていて、ビールのおつまみにできるんです。こちらでも太っ腹!

“Teriyaki taste Seafoods”……なるほど〜

“Teriyaki taste Seafoods”……なるほど〜

さらには「築地江戸一」で購入した佃煮の持ち込みもでOKです。

お願いすれば、お皿とお箸を貸してくださる、いたれりつくせりぶり!こりゃあ、飲むしかない!

茶色い食べ物っておいしいですよね!

茶色い食べ物っておいしいですよね!

では、さっそくいただきます!

まずは、豊潤さとキレのバランスが良い「496(スプリングバレーブルワリー)」をひと口。

モーニングコーヒーならぬモーニングビール……至福!

モーニングコーヒーならぬモーニングビール……至福!

すかさず佃煮をIN!

なにやら遠くを見ていますが、心は佃煮&ビールとともに

なにやら遠くを見ていますが、心は佃煮&ビールとともに

素材をしっかり煮込んだ佃煮は、それぞれに深い味わいがあり、ビールにはどれもピタッとハマるのですが、上品な旨味のある「はまぐり」と「さんま」のデリケートな風味は特に「496(スプリングバレーブルワリー)」との相性ばつぐん!

朝であることをすっかり忘れてご機嫌の図

朝であることをすっかり忘れてご機嫌の図

続いて「アフターダーク(スプリングバレーブルワリー)」にもトライ。

なめらかな苦みが、まぐろが持つわずかな酸味や凝縮された味わいにドンピシャ!

そして「わさび昆布」のぴりりとした辛味も、これまた絶妙にお互いを引き立て合うんです。

それにしても飯田さんはなぜ、クラフトビールが飲めるお店を出したんでしょう?

飯田さんやスタッフの方が着ている「江戸一」Tシャツも発売中!

飯田さんやスタッフの方が着ている「江戸一」Tシャツも発売中!

「築地場外市場はお買い物の街として皆さんに親しまれていますが、ますますみんなで盛り上げていきたい!という思いから、ビールで一服してもらえる場所を作ることにしたんです。並びの鮮魚店で買ったマグロブツなんかを持ってくる方もいらっしゃるんですよ」

つねにクリーンだから、味わいがとってもクリアなんです!

つねにクリーンだから、味わいがとってもクリアなんです!

「ビールを提供するのは本業ではないですが、築地はいわば“食の街”ですから、出す以上はきちんと、と心がけています。

つねにクラフトビール本来の味を楽しんでもらえるよう、サーバーは1日1回全ての箇所を丁寧に洗浄しています。

うちの看板商品である“まっとうな佃煮”と上質なクラフトビールを、ぜひ一緒に楽しんでもらいたいですね」

老舗の矜持が伝わる素晴らしい心意気!

朝から午後までの営業なので土曜日や、お仕事がお休みの日にぜひお買い物がてらお出かけくださいね。

"佃煮☓クラフトビール"、これまでは意識してペアリングしたことのないもの同士でしたが、味の相乗効果がこんなにあるとは!

いろいろな佃煮との相性をもっと探りたくなりました。

白いご飯と合うのは言うまでもないですが、クラフトビールのお供にも、もっと佃煮を!

築地・銀座・新橋でクラフトビールと美味しい料理を楽しめるお店

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