なぜ、人はこんなにも焼き肉に惹かれるのか。
肉が好きだから?ただ焼くというシンプルな調理法だから?それともみんなでワイワイ焼くというプロセスまでも楽しめるから?
今や、国民支持率NO.1メニューといっても過言ではないメニュー「焼き肉」の極め方を焼肉マニア小関氏が語りつくすこの連載。
ライター紹介
-
小関尚紀
- リーマン作家/MBA/Yakiniku Journey(焼肉探検家) サラリーマン、作家。早稲田大学大学院修了。経営学修士。『焼肉の達人』(ダイヤモンド社)、『世界一わかりやすい「ゲーム理論」の教科書』(KADOKAWA 中経出版)など単著5冊。趣味の焼き肉は、予約困難店含め200店舗以上を訪店。日々、セクシーミートを探索しつつ、美しく、美味しい焼き方を独自に研究している。
あぁ止まらない。焼き肉ブームの快進撃
ワタクシはYAKINIKU JOURNEYとして、平均すると週2以上のペースで焼き肉店を巡っております。
焼き肉は未だにブームと言える状況で、凄いところはブームの連続性があることです。一般的にグルメのブームがあってもずっと継続されるのは難しいことです。
理由は、どれだけ流行しても消費者は飽きるからです。焼き肉(及び牛肉グルメ)が凄いのは同じ牛肉を使って、色んな部位、別の食べ方が次々と流行し、結果、ブームが継続されているという非常に稀有な存在のグルメなのです。
私はこの現象をブームの連続性と呼んでいますが、ブームの輩出源がそれぞれ、違っているのも焼き肉のポテンシャルであり、価値ある現象です。
その中で私は、食べ方としての『タレ焼き肉がブームになる理由』、焼き肉業態としての『カウンター焼き肉が加速する』を予測しています。
さて、焼き肉ブームが加速する中で、年々忘年会が早まっている印象があり、本記事掲載のころには、年末に向け、肉忘年会を企画されている方、既に始まっている方も多いと思います。
そこで今回は、趣向を変え、肉忘年会のお供に是非、持参したい肉グッズをランキング形式で、5つご紹介したいと思います。
第5位 松阪牛霜降りタオル(松阪まるよし/1,080円)
和牛をカットしたタオルは数多あれど、松阪牛専門店 松坂まるよしが作った逸品は、コレ。霜降り柄のタオルです。
本物と見紛うほどの美肉かつ、セクシーミートの霜降りタオル。さすが松阪牛専門店のタオルは他とは一線を画し、一味違います。
しかも、素材、肌触り、肉感にこだわったオリジナル。
肉忘年会のビンゴゲームや、ゴルフコンペの賞品などでも狂喜乱舞されること受け合いです。肉忘年会当日、焼肉奉行が一心不乱に肉を焼き続け、汗を滲ませてきたら、そっと拭いてあげましょう。
第4位 ステーキ肉みたいなメモ(レモン株式会社/108円)
特選和牛ならぬ、特選紙牛。消費期限は使い切るまでで、使用方法はそのままメモとして。
まるで、神聖なる赤身肉のようで、ペンを走らせるなどおこがましいと思える程のメモ。ですが、一方で気軽な低単価ラインの肉グッズとして、是非購入し、肉忘年会へと馳せ参じてほしいですね。
さらに!肉忘年会で万が一、お肉の盛り方が少ないときに、インスタ映えの賑やかし要員として肉の盛り合わせの横にどっさり置きたいものです。
部位名の札が無いときには、素早くスタッフに確認し、さっと記載してそれぞれの部位の横に置きましょう。
第3位 一頭買い特選焼肉パズル ウシ(株式会社メガハウス/1,580円税抜き)
これは良い。焼き肉好きにはたまらない素敵グッズです。
既にお持ちの方も多いと思いますが、ワタクシも友人からのプレゼントで頂きました。
片面が正肉で、もう片面が内臓系のパズルになっているのも肉マニア心をくすぐります。もうこの牛パズルを作成しながら一緒に焼肉食べたいですね。
今後は、少し部位を小さくして、更にシャトーブリアンなど細分化されることを期待!
牛パズルが売れたので、豚、鶏、本マグロもあり、シリーズ化されているようです。でもやっぱり、牛が一番ですけどね。
第2位 肉スマートフォンケース 肉モデル(フランク三浦/2,929円)
つかみはOK。彩鮮やか。オレンジ色をバックにこれでもかと散りばめられる「29」「肉」の文字。
肉好きからすれば持っているだけで、至福以外の何物でもないでしょう。肉に囲まれて、肉スマートフォンケースに囲まれてこそ、これ以上ない口福の時間を過ごすことができるのです。
色は、オレンジ以外に、赤、青、緑、白など、全16種類。ちなみに写真は肉祭りオレンジ。結構、写真撮らせてほしいとの要望ありです。
第1位 牛肉名刺入れ(佐藤サンプル/3,599円)
初対面のビジネスマンが必ず、最初に行うのが名刺交換です。
その場面でファーストインパクトを与えるべく、携えて登場したい。それが、霜降り和牛の名刺入れです。(全牛検査済みのはず)
素材は塩ビで、サイズは、幅70㎜、奥行100㎜、厚さ10㎜という、焼肉の一切れサイズです。
重量は35gで、100g換算すると10,282円だから、シャトーブリアンを大幅に越える相当な高級部位と言えます。
この名刺で、相手に与えるインパクトは計り知れず、覚えられること間違いなし。肉忘年会には、初めて会う人も来られると思いますので、是非、持参してド肝を抜きたいですね。
***
いかがでしたか?一般的に需要がないと商品化には至りません。
これほどの肉アイテムが出るほど、焼き肉は人気を博しているということです。
牛のものはまだ分かり易いですが、切り出した部位のタオル、メモ、名刺入れには驚きです。是非、持参し、肉アイテムと一緒に肉忘年会へ馳せ参じたいものです。
特に1位に輝いた牛肉名刺入れ携えて是非、伺いたのは、ここ。幻の尾崎牛を常時味わえる銀座のお店「尾崎牛焼肉 銀座 ひむか」。
- 尾崎牛焼肉 銀座 ひむか
-
東京都 中央区 銀座
焼肉
日本では現在、200種類以上のブランド牛が存在しますが、尾崎牛は地域ではなく、宮崎の牛肉商、尾崎宗春さんが自らの名で市場に出した銘柄牛です。
幻の和牛・尾崎牛は、市場に出回ることが少なく希少、しかも脂の融点はなんと28度。
チョコレートと同じぐらいに溶けやすいのです。取引先とのパワーランチとして食べてみたくなりませんか?
キムチ、野菜サラダ、尾崎牛の牛骨スープ、尾崎牛ホルモン、尾崎牛赤身2種、尾崎牛霜降り肉2種、尾崎牛バラ肉焼きご飯、甘味&コーヒー。
融点の低い尾崎牛に胃もたれという概念は不要です。ザブトンなどの霜降り肉も、何枚でも食べられますが、尾崎牛は内臓も美味いのです。
なので、和牛名刺入れから名刺を繰り出し、尾崎牛をたんまり食べてのパワーランチで商談もまとめたい。