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連載:ロードサイド探訪記

1450円から焼肉食べ放題!多摩ローカルの老舗焼肉バイキング「けゐとく苑」で驚異のコスパを体験!

アラフォーになる私にとって食べ放題といえば、ホテルバイキングやランチビュッフェではなく、ロードサイドにあるファミレスタイプの焼肉バイキング店が真っ先に思い浮かぶ。

当連載でも以前、そういったお店として「すたみな太郎」を取材している。

▶1240円から焼肉、寿司、スイーツ食べ放題!「すたみな太郎」という外食界のテーマパーク

すたみな太郎は全国チェーン化したが、ローカルチェーンの中には、全国展開を目指しては、衰退していった食べ放題店もある。

その代表格が「ひこバンバン」だろう。

九州をはじめ、全国展開していたが、平成に入り徐々に姿を見なくなり、残った店は単独で経営していたようだ。しかし、比較的最近まで残っていた戸田店、そして最後の店舗となった横浜の中山店も閉店してしまった。

▲在りし日のひこバンバン戸田店の姿

▲在りし日のひこバンバン戸田店の姿

そんな「ひこバンバン」から35年ほど前に独立して、今も現役バリバリで営業を続ける店舗が、東京の多摩エリアに残っていた。

それが、けゐとく苑だ!

府中街道と交わる小川町交差点から青梅街道に沿って西へすぐ、焼肉バイキングの看板をデカデカと掲げている店がそれ。

ここ小平以外では、所沢のみで展開している。

往時は漁火を模した炎のオブジェが青梅街道沿いに揺らめきインパクト大だったが、現在は二代目が引き継ぎ、平成17年にはモダンな装いにリニューアルした。

店内はファミレスのようなゆったりしたソファーテーブル席が並び、相当なキャパ。

食べ放題(90分)の価格は、ディナーは2480円、ランチは1450円という驚安価格とあって、地元の人々からの人気を集めている!(※休日のランチは1850円)

食べ放題の驚愕メニュー!

中央にバイキングスペースがあり、肉はもちろん海鮮丼やデザート、自分で作るラーメンなんてのもある。

▲見るからに新鮮な海鮮丼

▲見るからに新鮮な海鮮丼

▲ここで自ら麺をゆがくのだ

▲ここで自ら麺をゆがくのだ

でもやっぱり最初はガッツリと肉にいきたい。

肉コーナーにはバリエーション豊富な肉たちが並ぶ。

食べ放題の肉なのかと目を疑う上質部位の数々

ディナータイム限定ながら、カルビでも「肉厚はんてん」や「裏さんかく」といった細かい部位に分けた上質なものを揃えている。

通常のカルビもおいしく十分満足だが、ブロック状の「中落ちカルビ」を好きなだけ食べられる幸せったらない。

噛むごとに溢れる肉の旨みと脂の甘みは、牛ならでは! サイコーですわ。

▲焼いた肉をタレにつけて、オン・ザ・ライス! 基本ですわ~

▲焼いた肉をタレにつけて、オン・ザ・ライス! 基本ですわ~

ご当地グルメ「武蔵野うどん」も!

野菜もニンニクも焼いて食べたりできるし、ご当地名物の「武蔵野うどん」も自分で湯がいて食べられる。

甘い汁でゴボウなど野菜も大ぶり。

そして、食べ放題といえばなぜかあるゼリー。やすらぎコーヒーゼリーで小休止。

アイス取り放題は子供の夢

アイスの種類がハンパない。

左のオレンジシャーベットから順々に掬い方が上手くなっている。最後はやっぱチョコミントだよね。

90分食べ続けて大満足。現在ただでさえ少なくなった郊外型食べ放題にあって、さらに独立系という希少な存在。

末永く多摩の腹ペコの胃を支え続けたけゐとく苑、体感するなら今だ!

ライター紹介

刈部山本(かりべ やまもと)
刈部山本(かりべ やまもと)
自家製ケーキの通販や間借り営業をしながら、郊外や路地裏にある町中華・食堂・酒場といった大衆食を巡りつつ、その土地にならではの文化を紹介するブログやミニコミ誌を発行するライター。「町中華」「しっとりチャーハン」の発信者であり、既に閉店した店しか載ってないガイド本や、ギャンブル場めし愛好家としてメディア露出も。2018年5月に光文社より路地裏のメシ屋を巡った文庫『東京「裏町メシ屋」探訪記』を発売。
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