ストレスフリーなビーチ!
壮大な星空の天体ショー!
碧色に染まる海へのダイビング!
道中に咲く南国のハイビスカス!
どのシーンを切り取っても絵になる美しさ...それが石垣島!
どうもRetty編集部です。GWそして2017夏休みに向けて、石垣島取材記事をただいま配信していますが、今回は第3弾!
すでにテレビや雑誌など、ありとあらゆるメディアで観光スポットとして取り上げられている石垣島。それゆえ「どの情報を信用していいかわからん!」という方も多いはず。ご安心くださいませ、そんなときはいちばん石垣島に詳しい人間に聞けばいい…それは「石垣島住人」です!
そこで、石垣島の住人でもっともグルメな人をリサーチしていたところ、ひとつのサイトを発見!それが・・・
この「石垣島食べある記」というサイト、石垣島の全人口約5万人に対して、Facebookページのフォロワー数は現時点で8400人。石垣島でネットを利用する人のほとんどが利用しているという石垣島イチのグルメサイトなのです!
そこで、「石垣島食べある記」の運営者・高梨まさのぶさんに「本土から来た観光客を丸一日、本気でグルメツアーに連れて行くとしたらどう案内する?」をテーマにおすすめの店舗をご紹介いただきました!
高梨まさのぶさん:「僕が石垣島でみなさんを案内したいお店の基準は3つ。①石垣島の景色が楽しめる②石垣島の民家におじゃましている感覚を味わえる③観光客があまり知らない、そんなお店です。さて、さっそく朝食からご案内しますね」
【AM9:00】ホテルの朝食はキャンセルして「旬家ばんちゃん」へ
せっかくの石垣島なのでホテル以外で朝ごはんを食べたい…そう思っても石垣島で朝から営業しているお店は多くありません。そんななか、高梨さんがオススメしてくれたのが民家を改築した店構えの「旬家ばんちゃん」。
ご夫婦ふたりで切り盛りしているこのお店。石垣島の旬の食材を使った、体にやさしい料理をいただけます。
優しい人柄が印象的な坂東夫妻。店主はホテルで洋食のコックを15年務めた後、石垣島の食材を使った新しい料理を提案したいと、このお店をオープン。メニューありきで料理を考えるのではなく、今日採れた食材からメニューを考える毎日が楽しいんだとか。
まるで田舎のおばあちゃんの家にいるかのような居心地のよさ。朝の日差しが窓から差し込む室内でのんびりすること数分・・・。
だし巻き卵の朝ごはん(1000円)。料理の表情だけで美味しさが伝わる…なんて理想的な朝食。
石垣島でとれた新鮮な卵を3つも使った贅沢なだし巻き卵。
卵を箸で割ると、ダシの香りが広がる。食感はふわっふわ。
味付けは薄口しょうゆ、みりん、ダシといたってシンプル。だし巻き卵と黒紫米のごはんを頬張れば、その美味しいこと美味しいこと。
お味噌汁も奥様が味噌から手作りしているというこだわりよう。
ぶりの煮物は自家製ポン酢とシークワーサーの果汁を少し絞っていただきます。
胃にやさしく、安心感に包まれるような朝食に大満足。
さらに、天気がいい日はお店から出て20歩ほど歩くと・・・。
石垣島の絶景スポット、美しいサンゴに囲まれる「白保の海」を一望できるのです。
- 旬家ばんちゃん
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沖縄県 石垣市 白保
定食
【AM11:30】海を見ながらゆっくりできる「のんびりカフェ」
おいしい朝食を食べたあとはダラダラしたい。そんなときはリゾート気分が味わえる「のんびりカフェ」へ。
テラス席に座れば、宮良湾を眺めながら食事を楽しめます。
「のんびりカフェ」店主の半田勝郎さんは、元競輪選手からイタリアンのシェフへ転向したという異色の経歴の持ち主。石垣島に移住したきっかけは「南国旅行が趣味で、引っ越しをしてしまえば旅行しなくて済むから」というなんともゆる〜い理由。
のんびりカフェのオススメメニューは「デザートピッツア」。
サクッとしたパイ生地のうえにマスカルポーネチーズが敷き詰められ、たっぷりのりんごジャム・レーズンにシナモンを少々。
デザートピッツアを注文すると、もれなくトッピングが付いてきます。
トッピングは石垣島のハチミツ、バニラアイス、生クリーム。好みのトッピングをアツアツなピッツアにかけていただきます。
こう!
そして、こう!
目の前に広がる海を見ながら食べるピッツアはまさに至福。
こちらのデザートピッツアはシーズンによってフルーツが異なり、どの季節に行っても違った味わいが楽しめます。
お店は女性のお客さんでいっぱい。店主の勝郎さんは「おかげさまで色んな方に来ていただいてありがたい。ただ、のんびりしようと思って移住したのに、毎日忙しいですね〜」とつぶやかれていました。
- 石垣島 のんびりカフェ
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沖縄県 石垣市 宮良
カフェ
【PM13:00】八重山そば選手権・準グランプリ「うふた」
さて、石垣島に来て外せないのが「八重山そば」。八重山そばは、鶏・豚などのスープに平麺を入れ、トッピングにお肉と細切りかまぼこをのせるという石垣島の郷土料理のひとつ。
そして、石垣島住民からいま注目を集めているのが、2016年の八重山そば選手権・オリジナル汁そば部門で準グランプリを飾った「八重山そば処 茶房うふた」。
店主の翁長ひろ乃さんは、小さな頃から石垣島の方言でいう「そばじょーぐー(そばが大好きな人)」だったらしく、趣味はそばの食べ歩き。そんな彼女が「我が家の味を届けたい」という想いで、お母さんの味を再現して作ったのがこちらの「3枚肉そば」。
まず、目に飛び込んでくるのがボリュームたっぷりの3枚肉!
3枚肉は、豚や鶏ガラでとった一番だしで3時間弱火でじっくり煮込んであります。ジューシーで肉のうまみがたっぷり!店主の翁長ひろ乃さんの実家が肉屋ということもあり、3枚肉には絶対の自信があるんだとか。
豚・鶏ガラ・たまねぎ・カツオ出汁のベースに醤油・砂糖・お酒を入れ、じっくり9時間手間ひまかけて作ったスープはほんのり甘いやさしい味わい。ツルツルとした食感の平麺に3枚肉からしみ出した旨味が絡んで、麺をすする手が止まりません!
【PM15:00】朝採れのミルクを使った搾りたてジェラート「ミルミル本舗」
続いては、名蔵湾を一望できる高台にある自家製ジェラートを販売する「ミルミル本舗」へ。
ミルク味の定番ジェラートから、紅芋・マンゴー・島豆腐といった石垣島由来の食材を中心に12種類のジェラートを販売しています。
ジェラートの一番人気はミルク。こちらのお店は自社で牧場を経営しており、その日の朝に搾ったミルクがそのままジェラートになります。搾りたてならではスッキリとコクのあるミルク味。このジェラートは絶対にここでしか味わえません。
ミルミル本舗オーナーの伊盛米俊さんは、17歳のとき名蔵湾を一望できるこの高台の絶景と出会いました。それ以来、この地でお店をオープンさせることが長年の念願だったそう。そして、和牛1頭から飼育をはじめ、牧場を大きくし、この高台にオープンさせたミルミル本舗は超がつくほどの人気スポットとなりました。
ジェラード以外にも、牧場で育てた牛を使った「ミルミルバーガー」も名物。肉の味に自信があるため、パティの味付けは塩のみ。絶景を見ながら、肉肉しいハンバーガーにかぶりつくのもいいでしょう!
- 石垣島 ミルミル本舗
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沖縄県 石垣市 新川
アイスクリーム
【PM19:00】看板なし、宣伝なしの隠れ家レストラン「ガロパン」
市街地から離れて車で走ること数分。畑や草むらのなかにポツンと表れるのが、農場レストラン「ガロパン」。
看板もなく、宣伝も一切してないまさに隠れ家レストラン。
福岡県から移住してきた店長の阿部知史さん。「自分の手で食材を育て、それを使ったレストランを開きたい」という思いからこの地に農場レストランをオープンさせました。
お店の目と鼻の先にある畑で採れた新鮮な野菜は完全無農薬。身はパツンパツンで弾けんばかり。
島の食材にこだわった料理は味はもちろんのこと、驚きのあるメニューがいっぱい!
石垣島のお隣の島「西表島」で狩猟した猪を熟成して生ハムに。熟成することで猪肉はくさみがなく、脂の旨味が堪能できます。
畑でとった紅芋とカボチャをふんだんに使ったデニッシュ生地のピザ。紅芋とカボチャは焼くことで甘みが増し、ホクホクとした食感! その甘みを包み込むようにとろ〜りチーズがかかって思わず唸りたくなる美味しさです…!
石垣島産の伊勢海老を蒸し焼きにして、そのうえからチーズとホワイトソースをかけオーブンでこんがり焼きます。伊勢海老は身がブリンブリン、旨味がこれでもかというほどギュッとつまっています。
〆でぜひ注文してほしいのは、福岡出身の店長渾身のとんこつラーメン。この一杯だけを求めてやってくるお客さんがいるほどの人気メニューなんだとか。しっかりとした豚骨の味とコクが感じられ、最後の一滴まで飲み干したくなる究極の一杯!
常時30種類以上の石垣島の野菜を使った農家レストランは、おもてなしもバツグン。家族とでも恋人とでも楽しめるお店でした。
- イタリアン ガロパン
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沖縄県 石垣市 登野城
パスタ
高梨さんがオススメする「丸1日石垣食べつくしプラン」、いかがでしたでしょうか? 石垣島の景色を楽しみながら、豊かな自然が育てた食材を堪能できるこのグルメツアー。石垣島へ旅行の際は、ぜひ実践してみてください!
※記事冒頭の写真は「絶対的石垣島・島旅フォトコンテスト」の過去入賞作品を掲載しています。
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