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連載:芸人グルメ

おにぎりみたいな存在「沖縄そば」。沖縄出身芸人・しゃもじが地元民も納得の沖縄グルメを教えます

沖縄出身の幼馴染コンビ・しゃもじ。2人がオススメする沖縄料理屋は、まさに地元の人が知る人ぞ知る名店揃い!

東京で太鼓判を押す沖縄料理屋も紹介してくれました。先輩芸人との飲み会では東京と沖縄で文化がまったく違うという話も。そのほか沖縄特有の食エピソードが満載です!

お笑い芸人

しゃもじ
しゃもじ
(左)たーにー 1984年12月27日生まれ。沖縄県出身。 (右)しゅうごパーク 1985年3月4日生まれ。沖縄県出身。 2003年結成、マセキ芸能社所属。「新人内さまライブチャンピオン大会」優勝。「じわじわチャップリン チャンピオン大会」優勝。

しゃもじの2人が大好きな、地元ならではの「沖縄そば」

たーにー:実は結構自炊をするんです。今日の朝もあんかけ焼きそば作ってきました。このまえは生春巻きを作って、さらに春巻の皮でフォーを作りましたよ(笑)

しゅうごパーク:なんか、すごい!! 僕は外食が多いですね。

たーにー:外食のときはなるべくおごってくれる先輩とか、会社の社長さんを見つけてごはんに連れて行ってもらいます。それが一番おいしいじゃないですか! やっぱり人におごってもらうごはんが一番おいしいですよね。

僕ら沖縄から上京してきて、9年くらいになるんですが、ライブ終わりで先輩がごはんをごちそうしてくださったとき、「東京ってそういう文化なんだ」ってびっくりしました。

しゅうごパーク:沖縄って年功序列の文化なので、お笑い界も比較的年功序列なんですが、ごはんのときだけ割り勘なんですよ。しっかり売れてる先輩だけです、おごってくれるのは。多めに出してくれただけで「わー、カッコイー!」ってなりますもん。

たーにー:そうなんです。東京だと後輩からごはん代もらうと「ダサい」ってなりますけど、その感覚はまったくないですから。居酒屋に行っても確実に2000円は取られますね。

しゅうごパーク:沖縄で普段よく食べに行ってたのは沖縄そばですね。みんなそれぞれ好きな店があるんですよ。

たーにー:あるある!

しゅうごパーク:僕らにとっては普段から食べてるものなので、なんで沖縄そばが観光客の名物料理になってるのかわからなくて。東京で言うと富士そばの感覚と一緒かも。あと、おにぎりみたいに身近な存在なんですよねー。

しゅうごパーク:僕が一番好きな沖縄そばは「田舎」です。3店舗あるんですが安謝(あじゃ)にある「田舎」がいっちばんウマい!

たーにー:あー! あれはうまい!

牧田健太郎さんの投稿より

牧田健太郎さんの投稿より

画像引用元:https://retty.me/area/PRE47/ARE144/SUB14403/100000050807/1395267/

しゅうごパーク:沖縄そばって、スープ、麺、ソーキ、それぞれがちゃんとおいしいのがベスト。「ここは麺が80点だけど、スープ70点だな」っていう店もあるんですが、「田舎」は全部95点!  

沖縄で所属してた事務所がこの近くだったので、僕らも含めてそこに所属してた芸人たちはみんな週3、4回は行ってたんじゃないでしょうか。ほかの店だとなんとなく日によって味が変わることがあって。

たーにー:沖縄の料理屋さんってわりと行く時々で味が変わるんですよ。「毎日おいしく作れると思うなよ」っていうスタンスなんです(笑)。

しゅうごパーク:そうそう。でも安謝の田舎はいつもウマくて、すごく安い。昔はよく芸人に半ライスを無料で付けてくれたり。

たーにー:おばあちゃんが1人でやってるんですが、娘さんが手伝いに来てる日にはお孫さんも付いてきて壁に落書きとかしてるんです。でもそれを誰も怒らずに一緒に食べてるっていう雰囲気もいいんですよ。

しゅうごパーク:人の家に行っておいしいそば食べさせてもらってる感覚です。

たーにー:孫は芸能人のサインにも落書きしたりするんです。この前行ったらサイン半分くらい飾ってませんでしたよ。見せられないくらい落書きされてるのかもしれない(笑)。

しゅうごパーク:僕ら沖縄工業高校という高校だったんですが、学校の裏手にあった「ポケットマーニー」のカレーが好きでしたね。にんにくが強いカレーなんですよ。

たーにー:にんにくが入ってるのでパンチがあって男子はまず好きでしたね。

Masaaki Asatoさんの投稿より

Masaaki Asatoさんの投稿より

画像引用元:https://retty.me/area/PRE47/ARE144/SUB14405/100000769768/

しゅうごパーク:あと忘れられないのがタコライス。高校の目の前にあった学生向けのお弁当屋さんは「300円でこんなにおいしいタコライス出すか」っていうくらいおいしいタコライスを出してくれてましたね。有名店と変わらないくらいおいしくて300円。

たーにー:残念ながらもうお店はないんです。

しゅうごパーク:一番の思い出ですね。学校帰りにほんとによく食べてたなあ。ごはんが入ってないタコスじゃダメなんです。”タコライス”じゃないと! タコスを頼むと「カッコつけてる」ってなる。ちょっと調子に乗ってる感じ。

たーにー:そうそう、「どうした今日マフラー巻いて」みたいな。なんかそういう独特の感覚があるんです(笑)。

しゅうごパーク:有名チェーン店が沖縄に来たときは並んで食べに行ったりしましたね。天下一品が沖縄に来たときなんてすごかったですよ。みんな「とんでもないラーメンが来た」って大騒ぎ。「こんな濃いラーメンがあるのか」と。

たーにー:確かに。それでも沖縄そばは別格なんですよね。沖縄そばは土日に絶対両親が食べてたり、家族で食べるものっていう感じですけど、僕はラーメンを家族で食べに行くっていう感覚はなかったなあ。

しゅうごパーク:最近はラーメンももっと沖縄の家庭になじんできてるかもしれないですけど、僕らの感覚ではないですね。ラーメンは外食で、沖縄そばは家庭料理みたいな。

たーにー:海ぶどうも東京に来てから知りましたね。東京で海ぶどうが流行ってるらしいって。海ぶどうが食べ物とは思ってなかったので捨ててたんです。それが流行ってるって聞いて初めて「あれっておいしいんだ!」って驚きました。

しゅうごパーク:炙りソーキも東京に来て初めて知りました。「ソーキって炙ったらこんなうまいんだ!」って東京で知りましたもん。

たーにー:そうそう。あんな暑いところでは普通炙らないですよ(笑)。

遠く離れた東京で一番美味しいと思う沖縄料理店

しゅうごパーク:東京の沖縄料理屋さんって、沖縄料理をベースにしつつ、逆に沖縄で食べられないくらいおいしい沖縄料理屋さんもありますよ。

たーにー:渋谷の「アヤパニ」というお店は、東京で一番おいしい沖縄料理屋だと思ってます。正直言うと、東京の沖縄料理屋って中には残念な店もあって。「喉壊れちゃうよ!」ってくらいなんでも塩っ辛い店とか(笑)。

そんな中、アヤパニは本当においしいです。ぜひ食べてほしいのが、あさりと小松菜の塩焼きそば。これがめちゃくちゃうまい。

Kagoshima Kiyoshi さんの投稿より

Kagoshima Kiyoshi さんの投稿より

画像引用元:https://retty.me/area/PRE13/ARE8/SUB802/100000012134/10948873/

しゅうごパーク:まだまだ若手なので、食事で800円超えると「おー今日は調子乗ったなー」ってなります。800円ですら「東京に馴染んだな」って思いますもん。沖縄だと500円が基準です。飲み会だと飲み放題が基準。おかずも一皿が300円くらいだとうれしいですよね。

たーにー:僕は基本的に安い居酒屋さんでもうまいものが食べたいほう。

しゅうごパーク:僕は比較的お腹がふくれればいいっていうタイプですね。自分が選ぶときはおんなじものばっかり食べてます。

みんなで飲みに行くときは、そのメンバーの中で一番売れてる人が選ぶ基準になりますね。ドロンズの石本さんによくご飯連れて行っていただくんですが、絶対におごってくださるのでお店もお任せします。

たーにー:僕は月に一回必ず後輩をごはんに連れて行くって決めてて。普段は先輩におごってもらうことが多いので、おごってもらってばっかりで大丈夫かなって心配になっちゃうんです。

行く店は、後輩たちに何が食べたいか聞きますね。後輩たちも気を遣ってお寿司とかは言わないんですが、そういうときは魔法のカードを使ってます(笑)。

憧れは「自腹で叙々苑」&「旨いもの食べにちょっと旅へ」!

しゅうごパーク:自分のお金で好きなものを食べに行けるようになったら、すごくベタですけど、「叙々苑」に行ってみたいですね。

偉い人のお金でいただくのもおいしいですが、自分のお金で行ったときはどうなるんだろうって。ただそんなに大金とまではいかなくても、ちょっとしたお金が入ったらもう行っちゃうと思います。きっと年内に行けるでしょう!

たーにー:僕は時価って書いてるところですね。「時価だー!」っていうのを味わいたい。あと、飛行機に乗って食べに行くのも最高ですね。そんなに高いわけでもない、めちゃくちゃおいしい店に、飛行機乗って、タクシー乗って、店に行って食べて、すぐ空港に戻るっていう最高の贅沢を一度やりたいです。

しゅうごパーク:味以外で気になるのが、おじさんたちが使う昔の整髪料の匂いがする店。あれが苦手で。せっかくのごはんの匂いが台無しになってしまうので、店の外から見てキリッとしたおじさんたちがいっぱいいるなと思ったら入りません。

たーにー:僕は薄暗いお店が苦手ですね。せっかくおいしい料理を出してくれてるのにどんな色でどんな見た目をしてるのか全然見えない! 「この照明だと全部茶色に見えるけど!」って思っちゃうんです(笑)。

しゅうごパーク:薄暗いお店はなんかあんまり声を出しちゃいけない雰囲気もあるしね。照明の暗さと出していい声の大きさは反比例するって思ってますもん。

たーにー:逆に好きなのは小鉢がいっぱい出てくるお店。小鉢ってすごくおいしくないですか? 料理ってなんでも一口目がおいしいと思うんですよ。その一番おいしい一口をいっぱい食べられるんですよね。

しゅうごパーク:僕らのマネージャーがすごくグルメで。マネージャーさんに連れて行ってもらう店は小鉢が5個くらい出てくる店が多いです。そういうお店に行くと、「これはうまいもの食ってるなあ!」って気持ちになりますね。

たーにー:この間連れて行ってくれたところは本当においしかった!

▲しゃもじのチーフマネージャー、小川正一さん

▲しゃもじのチーフマネージャー、小川正一さん

マネージャー:西麻布の「霞富士」ね。ここは和食のお店なんですが、本当に全部おいしいです。場所の割にはそれほど高くないですし、季節によってメニューが違うので毎日手書き。旬のものをおいしくいただけます。ぜひ一度行ってみてください。

Miki Chidaさんの投稿より

Miki Chidaさんの投稿より

画像引用元:https://retty.me/area/PRE13/ARE14/SUB1402/100001167257/25364743/
Miki Chidaさんの投稿より

Miki Chidaさんの投稿より

画像引用元:https://retty.me/area/PRE13/ARE14/SUB1402/100001167257/25364743/

単独ライブ打ち上げの必須要件は「ホッピー」!!

しゅうごパーク:今は単独ライブ「うだうだ」の稽古真っ最中で大変は大変なんですけど、単独ライブってずっと自分たちの時間だからやっぱり楽しいものなので、打ち上げも楽しくやりたいですね。

たーにー:痛風なんですがお酒が好きで。なのでスタッフさんが必ずホッピーがあるお店を選んでくれるのが本当にありがたいです。

しゅうごパーク:僕はまず褒めてくれそうな後輩のそばに行って「いつ褒めてくれるかな」って空気を出しますね(笑)。でも結構人の話を聞いてることも多いかな。

たーにー:僕はずっと飲んじゃいます。どうやら酔ってタメ口になっちゃうらしくて……。最近は記憶なくなるまで飲むことはさすがになくなりましたが、単独ライブの打ち上げは怪しいですね。

しゅうごパーク:もっとかっこよく飲みたいね(笑)。

しゃもじ単独ライブ「うだうだ」

8月30日(水)に東京・座・高円寺にて単独ライブ「うだうだ」を開催。DVD「ダンチングヒーロー」も発売中。 http://www.maseki.co.jp/talent/syamoji

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