“よしもと芸人のお母さん”と多くの芸人さんたちから慕われる料理上手なボルサリーノ関。彼女が作る食材の力を活かした料理“パワーフード”は「食べると運気が上がる」と大評判!
あまり外食はしないという自炊派な彼女が、それでも好きなお店とは? 外食が続く人にオススメの体にやさしい簡単レシピも教えてもらいました。
お笑い芸人
-
ボルサリーノ 関好江
- 1971年2月15日生まれ。愛知県出身。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。レシピ本「食べると人生が変わる! 開運飯」(マガジンハウス)が好評発売中。最新刊「使いきり!レシピ 食材まるごと、ぜんぶ、おいしく!!」(同社)が9月21日に発売。9月23日、24日愛知県常滑市で開催される「常滑お笑いEXPO 2017」企画として、常滑イオンモール内「ライトカフェ」にてコラボメニューを限定販売。
初めての外での焼肉は名古屋。ピリ辛鍋やもつ鍋屋もお気に入り
外食は週に2回ぐらい、少ないほうですよね。仕事終わりで飲みに行くこともありますが、みんな私の家に来ることが多くて。1人で行くことはもっとなくて。
ごはんを食べに行こうと思ったら、化粧したり着替えたり何食べに行こうか考えて、実際に食べたらそうでもないときのショックがハンパない(笑)。
1人じゃなければそれも笑って話せて虚しくないんですが、1人だったらやっぱり自分で作るほうがいいですね。
名古屋で芸人になってからも一人暮らしだったので自炊はよくしてて、みんな私の部屋によくごはん食べに来てました。
でも外食をするようになったのはその頃からで、先輩や仕事のスタッフさん、事務所の方に、おいしい店にいろいろ連れて行ってもらって。
当時、家以外で焼肉を初めて食べたんです。「おいしい!」ってビックリしました(笑)。名古屋の事務所には芸人が10組くらいしかいなかったので、誰かが事務所に行くと優しい社員さんがごはんに連れて行ってくれてたんです。
元芸人だった後輩がやってる『さだ圀』というもつ鍋屋にもよく行きます。今では栄の一等地に移転したんですけど、スピードワゴン小沢の元相方なんですよ。
有名なお肉屋さんやもつ鍋屋さんで修行を積んで開いた店なので、まあどのメニューもすごくおいしい。鍋はもちろんですが、もつの唐揚げが私のオススメです。
- さだ圀
-
愛知県 名古屋市中区 栄
もつ鍋
東京で唯一、一人で通うカレー屋とは?
名古屋で10年活動してから東京に出てきたんですが、東京では名古屋のグルメって全然食べられないんですよね。味噌煮込みうどんが食べたいと思っても全然ないし、疲れてるときに「赤味噌の料理が食べたいな」と思ってもない。「何でおでんの汁が透明なんだろう」とかも不思議ですね。
あと東京はいろんなものがちょっとずつ高い。なんとなしに居酒屋で飲んで食べると、思ってるよりだいたい1000円くらい高い。一品がちょっとずつ高いんですよ。名古屋から出てきた人は気をつけてください(笑)。
1人ごはんに行かないって言ったんですけど、東京で唯一行けるところがあって。幡ヶ谷の『青い鳥』というカレー屋さんです。そこも名古屋時代の元先輩芸人さんがやってるお店で。すぐ芸人を辞めて格闘家になったんですが、今ではカレー屋さんもやっているという異色の方なんです。
スパイスにすごくこだわっていて、例えば体を温める“陽”の野菜と、体を冷やす“陰”の野菜を重ね煮にしたり、私が作るパワーフードと一緒ですね。それがまたすごくおいしくて。スリランカやインドの副菜がちょっとずついろいろ付いてくるのもすごくおいしいです。
- Curry & Spice 青い鳥
-
東京都 渋谷区 幡ヶ谷
カレー
人に連れて行ってもらって「いいな」と思ったお店に女芸人たちを連れて行くことはありますね。みんなもう声がカサカサしてるので(笑)、あんまりうるさい店だと声が聞こえないし、静かすぎるのもしゃべりづらいので、ちょうどいい雰囲気のお店が好きです。
正直自分の味の好みには全然こだわりがなくて。雰囲気で決めることのほうが多いかも。博多大吉さんに教えていただいた目黒の『しもめ太郎』はこじんまりしていてとってもいい雰囲気なんです。
店主の方が寡黙な感じというか、そんなところも素敵なお店です。おすすめは鴨南蛮そば。本格的なお蕎麦が食べられます。
- しもめ太郎
-
東京都 目黒区 下目黒
居酒屋
あと、友人に教えてもらった『酒場 それがし』というグループの居酒屋さんがあるんですが、そこは好きでよく行きます。
私そんなに日本酒を飲むほうじゃないんですけど、日本酒のソムリエがいて、料理に合うものや、自分の好みの日本酒を出してくれるんです。そこ以外にも鳥の店や肉の店などがあって、どの店も好きですね。
- 酒場 それがし
-
東京都 品川区 西五反田
居酒屋
外食続きの人に食べてほしいのは、野菜たっぷり豆乳入りお味噌汁
おかげさまで私が作る“料理で運気を上げる”というパワーフードのお仕事もよくいただくようになりました。
元々自分では普通のことだと思って作ってたんですが、あるとき先輩芸人の藤井隆さんが「膝を痛めた」とおっしゃっていたので、「悪いところの部位を食べるといい」という教えで軟骨のつくねなどを差し入れに持っていったら、「そういうことをもっと周りに広めたほうがいい」とおっしゃってくださって。
ライブで披露するようになってからは改めて五行説とか、いろんな知識も増えましたし、当たり前のようにやってたことにちゃんと根拠があることがわかったり、料理の幅も広がりました。
「食」という字は“人を良くする”って書きますよね。人間関係もそうですし、体もそう。どんどんいろんなことを良くしてくれるものが食事だと思います。
これを読んでる方は外食が多い方もたくさんいらっしゃると思いますが、外食が続いて疲れちゃったときには、野菜をいっぱい入れたお味噌汁をぜひ作ってみてください。
切って煮るだけでとっても簡単なんですが、おいしくなるコツは麦味噌。豆乳も入れると優しいお味噌汁になります。二日酔いにも効きますよ。
新しく発売になった「使いきり!レシピ 食材まるごと、ぜんぶ、おいしく!!」(マガジンハウス)は「食べると人生が変わる! 開運飯」(同社)とまた違って節約がテーマになってます。
といっても自分では節約と思わずやっていたことばかりで。野菜の芯とか皮を使った料理や余ったお惣菜のアレンジなどを載せています。
9月23日、24日には、地元愛知の常滑市で行われる日本最大級のお笑いフェス「常滑お笑いEXPO 2017」の企画で、イオンモール常滑にある「ライトカフェ」とコラボして特別開運メニュー「抹茶モンブランと豆乳クリームのパンケーキ」を考えました。
旬の食材のパワーと女性を輝かせる食材がいろいろ入っている、女性のための最強メニューですよ。ぜひ食べに来てください!