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連載:芸人グルメ

元祖・食通芸人の石田靖が語る「美味しい食べ物にこだわるのは笑顔を届ける仕事だから」!

吉本新喜劇の公演やロケで全国のおいしいものを食べ歩く石田靖が登場。Rettyユーザーの中でも知る人ぞ知る存在の彼は、元祖食通芸人と言っても過言ではないほど! 果たしてどのような基準でお店を選んでいるのか。「おいしいごはんは笑顔になる」という石田の人柄あふれるインタビューをどうぞ。

吉本新喜劇 座長・お笑い芸人

石田靖
石田靖
1965年12月10日生まれ。兵庫県出身。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。東京・ルミネtheよしもと出演中。「よ~いドン!」(関西テレビ)、「探偵!ナイトスクープ」(ABC)、「かがくdeムチャミタス!」(テレビ大阪)ほか出演中。 Twitter 

四谷グルメに詳しいのは、猫のように一人で歩き回って探したから

10何年か前に東京に来たとき、四ツ谷に暮らし始めたんです。ほかに住んでる芸人さんがいなかったから。

自分で開拓するのが好きなんですよね。みんなが行ってるところに行くよりはいろいろ探したくて、四ツ谷の周りの飲食店はほぼ行きましたよ。街を知るのにもそのほうが早いし。猫と一緒ですね(笑)。

今でこそ、Rettyさんとかグルメサイトを使いますが、東京に来たころはそんなサイトもありませんでしたし、店構えを見て決めることが多かったかな。

赤ちょうちんを見つけたら入ったり、路地に入ってみたり。お店の空気が合うところはそこから通うようになりました。このまえ後輩の三瓶に言われたんです。

「石田さんに連れて行ってもらう店って、たいてい大将が1人でやってますね」って。

たしかにそうだなと。そんなに儲かってなくてギリギリ続いているんだけど、おいしくて大将がいい人みたいな。

どんなにおいしいお店でも、やたらと話しかけられたら落ち着いて食事を楽しめなくなりますよね。最初はすごく不愛想でも、いい距離をとってくれる店主の方って、しゃべると本当にいい人だったりするので、それで通うようになることが多いです。

お客さんの居心地を考えてくれてるというか、僕らみたいな職業は普通に接してくれるのがありがたくて。そういう意味でお気に入りの四ツ谷の「すし処 のがみ」さんは長い付き合いですね。

石田靖さんの投稿より

石田靖さんの投稿より

画像引用元:https://retty.me/area/PRE13/ARE6/SUB603/100000852633/1742781/

大阪だと「凛酌」さんという湊町のイタ飯屋さんとは家族ぐるみの付き合いをしてます。山形の出身のご夫婦でやってらっしゃって、イタ飯屋なのに芋煮なんかもあるんですよ。

芋煮もおいしいんですけど、季節ごとのおひたし類なんかもすごくおいしい。最初はブラっと入ったんですが、めちゃめちゃ愛想悪くて。

でもおいしかったので何回か通ってたら仲よくなったので、聞いてみたら愛想が悪いのには理由があって。以前芸能人が来たときにめちゃめちゃ偉そうにされたそうなんです。「石田さんもそうかと思った」って(笑)。

Kentaro Hayashさんの投稿より

Kentaro Hayashさんの投稿より

画像引用元:https://retty.me/area/PRE27/ARE94/SUB9501/100000798605/26685224/

地方ロケではせっかくやから、その土地のお店を自ら探しています

大阪の番組「よ~いドン!」(関西テレビ)で「産地の奥さんごちそう様」というコーナーを担当させてもらってるんですが、旬の野菜をその産地の農家の奥さんに作っていただくんです。

このロケをやらせてもらうようになってから、野菜を生でよく食べるようになりましたね。

旬の素材にこだわるというか、やはり旬のものを食べるってエネルギーをいただいてるんですよね。その土地土地の方、みなさんおっしゃいます。旬の野菜が一番力を持ってるって。なのでできるだけ旬のものはそのときに食べたいなって思うようになりました。

ほかの番組でもいろんなロケに行かせていただくんですが、休憩や昼食などは、大人数ですし、ADさんが「ファミレスで」って言うときもあるんですけど、「いやいやいや」と。時間があるときは、せっかくやから「探そう」って。

スタッフさんが打ち合わせで、僕が待ち時間のときもあるので、そういう時間を使って店を探したりしますね。

僕やっぱりその土地で店を探すのが好きで。元々ダイビングをやっていて、今もいろんなところに潜りに行くんですけど、そんなときも1人で探しに行ったり、ダイバーショップの方に聞いたり。

前に和歌山のすごい奥地で「お昼ごはんどうしよう」ってなったとき、Rettyさんで焼きうどんのおいしいお店を見つけたんですよ。これはおいしかった。青森に行ったときなんかもフォロワーさんの情報が入ってきたり。そういう情報は本当にありがたいですね。

そんな中で地方のオススメな店をあげるならならは、奈良「ホテルのせ川」のカシキ鍋ですかねえ。

鴨肉、猪肉、雉肉ってジビエ3種類が食べられる。これが全然臭みもクセもない。野菜やキノコも採れたてです。

石田靖さんの投稿より

石田靖さんの投稿より

画像引用元:https://retty.me/area/PRE29/ARE246/SUB24602/100001276866/28854782/

あと愛媛県愛南「市場食堂」。ここの「びやびやかつお」がまあおいしい。その日に揚がった新鮮なかつおは脂のノリが違います。

Masazumi Sakawaさんの投稿より

Masazumi Sakawaさんの投稿より

画像引用元:https://retty.me/area/PRE38/ARE255/SUB25501/100000827668/21319164/

子どもも一緒に行けるお店を絶賛探し中!

結婚して今は子どもが5歳、4歳、0歳と3人いるので、外食は減りました。仕事終わりで食べに行くときは、「ここ家族連れて来れるかな」とかをチェックするようになったり、変わりましたねえ。

子どもが入れるかどうかもあるんですけど、うちの奥さんが肉や生魚がダメなので普段お店を選ぶのが大変なんです。

なので、最近しゃぶしゃぶ屋さんは便利だなってわかりました。野菜をたっぷり食べられるし、肉の脂も落としてくれるし、いろんな具材があるし。チェーン店の「しゃぶせん」さんも利用させてもらいますし、四ツ谷の「舟町一期」さんにもお世話になってます。

そこもまた無愛想な大将で(笑)。しゃぶしゃぶも和食もおいしくて、何より座敷があるので子どももOK。

石田靖さんの投稿より

石田靖さんの投稿より

画像引用元:https://retty.me/area/PRE13/ARE6/SUB603/100000753664/23103043/

大阪だと、なんばグランド花月の近くで「和屋」というお寿司屋さんを見つけたんですが、嫁さんの好きなしゃこが季節的にもいい時期で、おいしかったので食べさせてあげたいなあと。

店の奥を見たら対面のソファがあったので、大将に「子ども連れてきていいですか?」って聞いたら、「どうぞどうぞ」と言ってくださって。

KENICHI TANIGUCHIさんの投稿より

KENICHI TANIGUCHIさんの投稿より

画像引用元:https://retty.me/area/PRE27/ARE94/SUB9502/100000201200/23129415/

なのでネットで調べるときも写真を見て「あ、スペース広いから子どもも大丈夫だな」とか、ベビーカーがOKかとか、そういう情報も見ますし、僕も「子どもと行った」っていう情報を載せたりします。

人を笑わす仕事やからこそ、自分も笑顔になれる食べ物を食べていたい

昔、ダチョウ倶楽部の寺門ジモンさんと一緒にお仕事させていただいていたとき、「死ぬまでにあと何食食べられるかわからない」って言ってて。

確かにそうやなあと。食事って僕にとって、自分が生活していく上での密着するものというか直結するものというか。

少々腹立つ話でも、おいしい料理とか空気のいいとこで話したら少しまろやかになるじゃないですか。そういう意味で言うと、まずいところや変な空気のところで食べるより居心地のいいところでご飯が食べたいなと。

衣食住ってそういうことやなと思うんです。嫁さんの機嫌が悪かっても、おいしいもの食べたらちょっと機嫌よくなりますしね。でも、こっちががんばってプレゼンしていざ店に行ったら「え? 私食べるものないじゃない」って言われたこともありますよ。「あー失敗した-!」って僕が落ち込みました(笑)。

でも嫁さんには本当に健康面でも感謝してますね。嫁がとにかく言うのは「まず野菜から食べてください」と。なのでうちの家ではまずトマトからです。とにかく野菜を食べる量が増えましたから、体に関してはずっと好調です。

最後の晩餐とかも考えたことないですが、でもやっぱり嫁さんが作るものかな。凝ったものじゃなくていいんですよ。春雨サラダとか。嫁さんって食事中もよく見てますよね。自分ではまったく気づいてないんですが、「これしか食べてないよね」って言われてハッとします。

今は子どものごはんが中心なので、僕の分はパパパッて感じで、「料理してあげれてないね」って謝ってくれたりするんですけど、僕は全然そんなの気にしないので。いつもおいしいおつまみが1、2品あるだけでありがたいなと思います。

おいしいものって食べたら笑顔になるじゃないですか。ロケをしてるときもそうなんですが、笑顔になる食べ物っていっぱいあるなって。

なので、できるだけ食事でストレスを感じない場所を選びたいんですよね。

予約が取れないところや行列の店も「やめとこ」ってなります。「縁がないんやな」って。

大阪の串揚げの店「ちゃた」さんはカウンター6席だけでトイレにいくのも大変な狭さなんですが、それでも居心地はすごくいい。

石田靖さんの投稿より

石田靖さんの投稿より

画像引用元:https://retty.me/area/PRE27/ARE94/SUB9501/100000615045/16395543/

僕の仕事は人を笑わすことですから、笑顔になるものを食べさせてもらって、そのまま舞台でお客様にお返しできる。そのためにも雰囲気のいい店で、旬のものをおいしくいただくってことが大事なんでしょうね。

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