「ダメよ〜、ダメダメ」のフレーズで一世を風靡した、コントを愛してやまない女性コンビ・日本エレキテル連合。彼女たちが作り上げるこだわりの世界観に欠かせないのがごはんタイム! 常に2人でごはんを食べに行くという2人のこだわり食事ポイントとは?
お笑い芸人
-
日本エレキテル連合
- (左)中野聡子 1983年11月12日生まれ。愛知県出身。
(右)橋本小雪 1984年11月13日生まれ。兵庫県出身。
2007年結成、タイタン所属。YouTube「日本エレキテル連合の感電パラレル」
https://www.youtube.com/user/ElekitelDenki
仕事じゃない日も2人でよくご飯を食べに行く仲の良さ
中野:食事は100%外食で、2人でよく一緒に食べに行きますね。仕事終わりはもちろんですが、仕事じゃない日も一緒に食べに行ったり。一緒にいなかった日のほうが少ないくらいで。
橋本:大体毎日会って何かして、ダラダラする日もあり、ちょっとごはんに行く日もあり。
中野:お店は、私が「選んでいいよ」って言って、選んでもらうんですけど、大体却下して、自分が行きたいところに行くんです(笑)。
女性って「どっちがいい」って聞いて、「こっちがいい」って言うと、「なんで!?」って言うじゃないですか。それと一緒で、「なんでも選んでいいよ」って言うんですけど、「中華」って言われると、「イタリアンがいい」とか言っちゃいます。
橋本:なんでそれを私にするの(笑)?
中野:自分から「ここに行きたい」って言うのはなんか負けた気がするっていうか。自分に合わせて付いてきてもらうのがちょっとね。
橋本:よく提案するのはラーメン屋さんですかね。あとホルモン。
中野:阿佐ヶ谷に「一兆」っていうラーメン屋さんがあるんですけど、めちゃくちゃおいしいんですよ。けど、なかなか店が開いてなくて。
店主さんが1人でやっているので、開いてても、いつも人がいっぱい。担々麺系のお店なんですが、私が好きなのは香醤つけ麺です。
橋本:常に2人でラーメンを開拓してるんですが、ここはたまたま入って。
中野:私たち、魚介ベースがそんなに得意じゃないので、豚骨と醤油で辛めのところが好きなんです。
橋本:私も香醤つけ麺が好きで、ずっとこれを頼んじゃいます。
中野:「一兆」が開いてなかったらホルモンですね。ラーメンが食べられなくて悔しいとき、ラーメンをラーメンで流したくなくて、ホルモンに行くんです(笑)。そういうときは「一兆」の近くにある「ぶち」ですね。
橋本:「ぶち」もたまたま入ったんですけど、すごくおいしいです。
- ぶち阿佐ヶ谷店
-
東京都 杉並区 阿佐谷北
ホルモン
中野:好きなお店は、きれいなところより、庶民的で、年季の入った感じのところですね。かまってくれない感じが好きというか。
例えば注文するのに「すいませーん」って言っても、「こっちは忙しいから」くらいの空気のほうがありがたいです。
「ぶち」はそんな感じなところも好きで、あと、「四文屋」も好きですね。砂肝をよく頼みます。居酒屋さんですが、私お酒を飲まないので、ここに行くと食べることに集中してます(笑)。
- 四文屋 阿佐ヶ谷店
-
東京都 杉並区 阿佐谷北
居酒屋
橋本:私はトイレがきれいなところはいいなあって思います。トイレっていろいろお店のカラーがあって、めっちゃこだわってるところもありますよね。
シャンデリアがあったり、いろんなアメニティがお店によって違うのもおもしろくて。お気に入りのカフェは高円寺の「ムッチーズカフェ」です。
私、芸人さんたちと“カフェ部”っていうのをやってて、そのときは、ウエストランドの井口くん、シティホテル3号室の押田くん、ヤーレンズの楢原さんと、たまたま入りました。
絵本が読めるカフェなんですけど、メニューが、絵本に出て来るイメージで作った飲み物とかパンケーキとか、おもしろいんです。私はそのとき花が浮いたかわいい飲み物を飲みました。
- ムッチーズカフェ
-
東京都 杉並区 高円寺北
カフェ
中野:全然好みが違うんですよね。私は花が浮いた飲み物は興味ないです。結果いつも私に合わせてもらいますけど。
橋本:私はいろんなところに行ってみたいので合わせるのは大丈夫です(笑)。
中野:私、芸人さんとは全然飲みに行かないんです。
橋本:私はわりと行くんですが、この界隈ではみんな「でんでん串」というお店のメニュー「阿佐ヶ谷フィーバー」という、時間制で飲み放題、おでん食べ放題によく行きます。
中野:ああ! みんなで行ったね。お酒も、おでんもセルフなんですよ。でも常にお客さんでいっぱいですね。
橋本:串揚げもありますし、おいしいんですよ。
- でんでん串
-
東京都 杉並区 阿佐谷南
串揚げ
中野:タイタンの芸人さんたちはわりと行くよね。でもそういうときの支払いは私たちなんですよ。そういうときだけなぜかみんな後輩になって! なので行かないです。
橋本:私はよく一緒に行くので払ってます(笑)。ほかの事務所の方々とも行くんですが、ハリウッドザコシショウ、バターぬりえちゃんが多いかな。
ザコシショウは大先輩なんですけど、友だちってことになってるので(笑)、交互に払います。お互い気を遣うから、先輩が払うっていうのはなしにしましょう、と。
ぬりえちゃんも「交互に払いたい」って言ってくれるんですが、まだ東京来たてで若いので、「そのうち払って」って言ってます。お店はだいたい私が「ここ行きましょう」って。ぬりえちゃんとはお互いのネタの話をしてますね。
ザコシさんとは、お笑いの話というよりはTシャツとかグッズの話が多いんです。私もそうなんですが、ザコシさんもライブグッズとか自分でデザインされているので、勉強になる話が多いですね。
地方グルメも欠かせない!
橋本:毎年単独ライブで全国を周らせてもらってるんですが、今年のライブ『日本エレキテル連合単独公演「地獄コンデンサ」岩下の新生姜と共に』がDVDになって、12月27日に発売になります。
今年は大阪、広島、香川、宮城に行かせてもらいました。地方公演は食事が楽しみの半分を占めてますね。
中野:はしごしたりね。単独ライブは舞台監督さんがおいしいお店をたくさん知ってるので、おいしくなかったことがないんです。だから打ち上げも楽しみで。
橋本:讃岐うどんのおいしいところに一緒にタクシーで行ったね。
中野:お客さんもどこがおいしいって教えてくれます。あと、タイタンの営業担当が超グルメなので、その人に聞いた店に行くとだいたいおいしいです。
橋本:めちゃめちゃいろんな店を知ってるんですよ。
中野:香川では、高松駅のそばにある「瀬戸内屋 良ちゃん」へ。骨付鳥もあるお店なんですけど、ほんとにおいしくて何回も行きました。
橋本:親鳥と若鶏っていうのがあって、親鳥がコリコリしてて、若鶏がやわらかいんです。
中野:あと、広島の「ちづ」で食べたウニホーレンがおいしかった! 合うんですよね、ウニとほうれんそうって。すーごいおいしくてオススメです。
- ちづ
-
広島県 広島市中区 銀山町
お好み焼き
橋本:生活してる時間の中でごはんってかなり大事で、つねにごはんのことを考えてます。朝、「何食べよう♪」って起きるんです。それくらい大事。朝昼晩食べますし、1日に3回も食べるチャンスがあるのに、1個でも逃したら最悪な気分になります。
中野:彼女はごはんを食べられないと、横でガタガタ震えだすんですよ(笑)。なのでチョコレートを持たせてます。ライブ前の切羽詰まったネタ合わせ中でも、中断してごはんに行きます。
橋本:時間がないときは、コンビニのおにぎりとかでもいいんですけど、時間があるときは出来る限り食べに行きたいんです。
中野:私は、食事、睡眠、ネタ合わせの順に大事ですね。ごはんはやっぱり大事で、布団の横にごはん置いといて起きたらすぐ食べます。
橋本:2人とも食いしん坊ですよね(笑)。でもその感覚が合うのはよかったです。
中野:そうですね。お腹空いてるのが辛いって気持ちはわかります。食べることへの情熱は一緒ですね。
中野:もし、お金を気にせずなんでも食べていいって言われたら、一度、銀座の寿司っていうのを食べてみたいですね。そんなに言うならどんなもんなのかと思ってるので、カウンターでお任せってやつを。
橋本:私は、チーズを溶かして、テレビでよくやってる、ラクレットの店に行きたいです!
中野:私もそれは行ってみたい!