連載:ラーメンミュージシャン井手隊長の「このラーメンもう食ったか!」

鴨と水と葱だけの潔さ!御徒町・鴨to葱の比類なきラーメンは食べるしかない

ライター紹介

井手隊長
井手隊長
全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン&ラーメンライター。 自身のインターネット番組、ブログ、Twitter、Facebookなどでも定期的にラーメン情報を発信。 その他、ミュージシャンとして、サザンオールスターズのトリビュートバンド「井手隊長バンド」や、昭和歌謡・オールディーズユニット「フカイデカフェ」でも活動。

全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。

ここ数年、鶏清湯の名店が増えています。

「鶏と水」だけで作ったあっさり系のラーメンで、上に鶏油(ちーゆ)がかかっているのが特徴。どこもなかなか美味しい一杯を作っていて、ある意味ブーム化していると言えます。

そんな中、昨年、上野アメ横に「鴨と水と葱」だけで作ったラーメン屋さんが登場しました。その名も「鴨to葱」

鴨と来ましたか!

「鴨が葱を背負って来る」ということわざ(「好都合であること」「おあつらえむきであること」のたとえ)がありますが、鴨と葱といえばやはり鴨鍋がおなじみ。

お蕎麦では使っているお店は結構多いものの、ラーメン屋さんで使っているところはまだまだ少なく、よりにもよって鴨だけとは潔い!これは気になってしまいます。

料亭のような外観

料亭のような外観

注文したのは「鴨わんたん麺」。

店名にもなっている「葱」にも力を入れていて、季節の旬の葱をチョイスできる仕組みになっています。

私は丸太白葱、九条葱、玉葱の中から丸太白葱と九条葱をチョイス。

店内はちょっと料亭風の雰囲気で、テーブルが畳になっているのは珍しい!

テーブルが畳になっている

テーブルが畳になっている

具は鴨のコンフィ、ワンタン、丸太白葱、九条葱、メンマ。

麺は国産小麦と全粒粉をブレンドして作った特注の細麺。小麦の香りが鼻に抜けて、本当に美味しい!

ワンタンは山形のチュルッとしたもので、酒田ラーメン(※)へのリスペクトを感じます。鴨のコンフィも噛みごたえがあって最高!

※酒田ラーメン:山形県酒田市を中心に庄内地方に広がるラーメン。自家製麺のお店の比率が8割という驚異の数字を叩き出す。生地が極薄のワンタンメンを提供するお店が多い。

鴨の旨味が前面に、奥から醤油ダレが絡んで来る感じで、他にない味わいを醸し出しています。美味しい!香味油もしっかり効いていて、全体を鴨の香りで包んでいます。これは貴重な美味しさ!

鴨はもともと古代から好んで食べられていて、徳川綱吉の「生類憐みの令」がひかれていた時代でも一部の地域では食べることが許されていた食材。

日本ではずっと愛されてきた食材ですが、高級で扱いも難しい食材でもあるため、なかなかラーメン屋さんでお目にかかるのは難しい。

ここは何と鴨一本! なんと潔い! これは食べるしかないでしょう!

ぜひお試しあれ!

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