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連載:ラーメンミュージシャン井手隊長の「このラーメンもう食ったか!」

利尻島の"旨い"が丼いっぱいに広がる…。伝説の「利尻らーめん 味楽」に味噌味が登場!

ライター紹介

井手隊長
井手隊長
全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン&ラーメンライター。 自身のインターネット番組、ブログ、Twitter、Facebookなどでも定期的にラーメン情報を発信。 その他、ミュージシャンとして、サザンオールスターズのトリビュートバンド「井手隊長バンド」や、昭和歌謡・オールディーズユニット「フカイデカフェ」でも活動。

全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。

新横浜ラーメン博物館に昨年3月にオープンした「利尻らーめん 味楽」。

北海道の利尻島でミシュランガイドのビブグルマンを獲得したお店で、私も昨年「2017年美味しかったラーメンベスト10」で2位に選ばせていただきました。

本店は、東京から行こうとすると飛行機とフェリーを乗り継いで8時間かかる上、営業時間が2時間半しかないという物凄いハードルの高さ!ラー博のオープンはラーメン界待望の出来事でした。

2007年6月に本店を創業して以来、利尻昆布にとにかくこだわったラーメンを提供されています。

昆布がサブに回るのではなく、メイン食材として圧倒的な存在感を放つ一杯で、一口食べるだけで昆布の香りと旨味がパーっと口の中に広がるんです!

早速レギュラーメニューから見ていきましょう!

利尻昆布たっぷりのスープに焦がし醤油を合わせた「焼き醤油らーめん」

焦がし醤油と利尻昆布が最高のハーモニー!

焦がし醤油と利尻昆布が最高のハーモニー!

こちらが看板メニューの「焼き醤油らーめん」

利尻昆布は20時間以上煮出していて、そこに豚骨、鶏ガラ、野菜を合わせていきます。醤油ダレは注文ごとに中華鍋で焼いて香ばしさを引き出し、そこにスープを合わせて仕上げるまさに手の込んだ一杯。

スープを中華鍋で焼くのは北海道の製法

スープを中華鍋で焼くのは北海道の製法

具は大ぶりのチャーシュー、モヤシ、メンマ、ネギ、利尻昆布。麺は北海道ではおなじみの西山製麺のたまご麺。プリプリとした食感が最高!

ご親戚に漁業を営んでいる方がいらっしゃるそうで仕入れが強く、スープには普通では考えられないぐらいの量の利尻昆布を使っています。その量なんと一杯につき名刺1枚分!

この贅沢な量が圧倒的な旨味と香りを演出しています。これが焦がし醤油の香ばしさと甘みと合わさり、最高の美味しさに。まさにここでしか食べられない一杯に仕上がっています。

醤油以上に昆布の旨味がダイレクトに感じられる「焼き塩らーめん」

昆布の旨味をいちばん感じられる一杯

昆布の旨味をいちばん感じられる一杯

こちらは「焼き塩らーめん」。作り方は醤油と同様ですが、こちらは上に針生姜が添えられます。

醤油以上に昆布の旨味がダイレクトに広がって、こちらもとんでもなく美味しい!針生姜のさっぱり感が心地よく、最後まで飽きがこず楽しめます。昆布の旨味をいちばん感じられるのはこの塩!と痛感します。

味噌にも負けない利尻昆布スープ! 新作の「焙煎焼き味噌らーめん」

味噌にも負けない利尻昆布スープ!

味噌にも負けない利尻昆布スープ!

そしてこの2月から登場した新作は「焙煎焼き味噌らーめん」。遂に味噌が出ました!

昆布スープに合わせて試行錯誤して作った味噌ダレ。同じくスープと共に中華鍋で炒め、途中で少しラー油を加えます。

具は角切りチャーシュー、白髪ネギ、青ネギ、キクラゲ、糸唐辛子。味噌なので昆布の旨みが引っ込んでしまうかなと思いきや、その予想ははるかに裏切られ、まろやかな味噌と昆布の旨味が素晴らしいバランスで繰り出されます!

これはお見事!昆布スープのパワーを改めて思い知る一杯です。

どれも利尻島の「旨い」が丼いっぱいに広がる一杯。本当に美味しいのでどれにするか迷いに迷っちゃいましょう!

利尻らーめん味楽 新横浜ラーメン博物館
住 所
神奈川県横浜市港北区新横浜2-14-21 新横浜ラーメン博物館内
電 話
045-471-0503
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