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連載:コーヒー男子図鑑

コーヒーの聖地・清澄白河でひたすら豆を焼くスウェーデン焙煎職人 〜コーヒー男子図鑑〜

Rettyグルメニュースをお読みのみなさん、こんにちは。Retty TOP USERで生粋のコーヒーマニア、Kaya Takatsunaです。

コーヒーの世界で活躍するキラリと光る素敵なコーヒー男子に会いに、第2回は、コーヒーの聖地として知られる東京・清澄白河の「ALLPRESS ESPRESSO TOKYO ROASTERY & CAFE(オールプレスエスプレッソ東京ロースタリー&カフェ)」に行って来ました。

ALLPRESS ESPRESSOは、1989年にニュージーランドのウェリントンで創業したコーヒー専門店で、ニュージーランド、オーストラリアとイギリスに焙煎所併設のカフェを展開しています。

日本には2014年8月、清澄白河に初上陸。オセアニアスタイルのコーヒーを楽しめることで人気のお店です。

また、店舗はここだけですが、 ALLPRESS ESPRESSOの豆を使ったコーヒーは、全国のカフェやレストラン70店舗以上で飲むことができます。

つまり、コーヒー豆を焼く「焙煎士」の仕事がとても重要な役割を担っているお店。

私は、春限定の「SAKURA」というコスタリカのコーヒーが気に入って、最近までよく飲んでいました。

今日はALLPRESS ESPRESSOの焙煎士として活躍するペター・ヒガシさんにお話を伺ってきました。

【コーヒー男子ファイル 02】
名前:ペター・ヒガシ Petter HIGASHI
誕生日:6月19日
出身地:スウェーデン ヨーテボリ
趣味: 個性的な居酒屋巡り、 写真
会えるお店:ALLPRESS ESPRESSO TOKYO ROASTERY & CAFE

— 全国70店舗以上のカフェでALLPRESS ESPRESSOのコーヒーが飲めるなんて知りませんでした!

冬のスキーシーズンはさらに増えるんですよ。

オーストラリア人はALLPRESS ESPRESSOのコーヒーがあると嬉しいみたいで、シーズンになると、海外からスキー客が多くやって来る地域のホテルやカフェからオーダーがたくさん入るんです。

— ペターさんは、ALLPRESS ESPRESSOの本拠地であるニュージーランドからいらしたのですか?

僕はイギリスから日本に来ました。国籍はスウェーデン。

働いていたロンドン市内のフレンチデリカテッセンが、ALLPRESS ESPRESSOの豆を使っていたんです 。大好きで毎日飲んでいました。

— 日本に来たきっかけは?

ロンドンにいた頃、自分のキャリアアップのために新しい可能性を探していた時期があったのですが、ふらっとALLPRESS ESPRESSOにエスプレッソを飲みに行ったら、「もうすぐ日本にもオープンするよ!」と店員さんから教えてもらって。

ちょうど妻の母国でもある日本へ引っ越すことが決まっていたので、日本のお店で働きたいことを伝えました。これは運命だと思いましたね。

— タイミングが完璧だったのですね。それから日本に来て焙煎士に?

4年前に来日したのですが、最初の1年半はバリスタやキッチンをしながら焙煎を教わりました。焙煎の師匠が故郷の山形に帰ったのを機に、正式に焙煎を任されるようになったのが今から2年半前です。

— 焙煎で一番大変なことって何ですか?

常に豆のクオリティを保つことがとても難しいです。熱風焙煎という特殊な焙煎機を使って、15キロの釜で毎週50回くらい焙煎をするのですが、その日の気候や湿度、温度で豆の状態は常に変化するので、調整には神経を使いますね。

そのために、カッピングを頻繁に行って、焙煎チームと話し合うことも大切にしています。

— やはりカッピングは大事なのですね。ところで、日本とロンドンのコーヒーカルチャーって違いますか?

今の日本は、ロンドンの10年前のコーヒーシーンを見ているようです。

ロンドンでは、2007年にJames Hoffmann (ジェームス・ホフマン)、2009年にGwilym Davies(グウィリム・デイビス)が世界バリスタ大会で優勝して、スペシャルティコーヒーに注目が集まりました。

日本は2015年にブルーボトルがオープンして、サードウェーブが一般にも知られるようになりましたよね。

でもずっと前から喫茶店文化はあるし、他の国にはない複雑で独自のコーヒーカルチャーになってきていると思いますよ。

— なるほど。次はどんなことに注目しています?

今、日本はまだドリップコーヒーが注目されているけど、これからはエスプレッソベースのドリンクがもっと盛り上がっていくと思います。

— ペターさんがこれからの季節にオススメするドリンクは?

アイスフラットホワイト。

ALLPRESS ESPRESSOの代名詞とも言える、“木場ブレンド”を使った濃いめのエスプレッソをミルクに注いだドリンクです。

グラスは、ロンドンのプロダクトデザイナーJasper Morrison(ジャスパー・モリソン)が作ったもので、すぐ近くにあるANDO GALLERYで扱ってます。

— バランスの良いコクとまろやかさがあってミルクとの相性もいいですね。グラスも薄口で風味がよく分かります。

ちなみに、僕が大好きで毎日飲んでいるのは、木場ブレンドのエスプレッソ。華やかな酸味が好きです。

— やっぱりエスプレッソですか!ところで、ペターさんは日本に来て4年経ちますけど、お気に入りの場所はありますか?

東京好きですよ、特に砂町銀座が大好き(笑)。あとは北海道の大自然が好きです。故郷のスウェーデンを思い出すんです。

渋谷や新宿も凄い街だと思う。

それから、日本の田舎に行くと、「納豆大丈夫ですか?」ってよく聞かれるけど、東京ではそんなことは聞かれないですよね。

東京は、みんな他のことに興味がいってるし、外国人に慣れてるから住みやすいです。

— 興味深いお話!最後にペターさんのこれからの夢を教えてください。

うーん、難しい質問ですね・・・。コーヒーは終わりのない旅をしているようなもの。

とにかく頭を柔らかくして、何でも学んでもっと自分の技術を磨きたいと思ってます。

あとは、一ヶ所に定住しないでいろんな土地で楽しく過ごしたい。

カフェをオープンしたらずっとその場所にいなくちゃならないから、お店を持つなんて全く考えられません(笑)。4歳までカリブ海のプエルトリコで育ったので、いつかはビーチシティにもまた住んでみたいと思っています。

自由で開放的なお店の雰囲気にぴったりなペターさんの、おおらかで優しいお人柄に癒されましたが、焙煎が始まるとその眼差しは真剣そのもの。

そのギャップがとても印象的でした。

ちなみにカッピングとは、コーヒーの品質を評価、チェックするためのテイスティングのこと。コーヒー専門店は、カッピングを頻繁に行ってクオリティを維持しています。

次回のコーヒー男子図鑑もお楽しみに!

ライター紹介

Kaya Takatsuna
Kaya Takatsuna
Retty TOP USER。美味しいコーヒーがあるだけで幸せな人。コーヒー好きすぎて、コーヒーの味を評価する国際資格”Qグレーダー”まで取得してしまいました。地元で川越コーヒーフェスティバルを主催してます(^^) アイスクリーム、あんこ、チョコレートも中毒レベル。
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