ライター紹介
全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。
全国各地に広がるご当地ラーメンには、それぞれの土地を象徴するような老舗があります。しかし、後継者問題などで閉店を余儀なくされるお店があるのも事実。
そんな中、若い店主が伝統の製法を守りながら、ラーメンを作っているお店に出会うと本当に嬉しくなります。
今回は、福島の白河ラーメンの伝統を守りながら、最高の一杯を作ってくれるお店をご紹介します。その名も「手打 焔」。
白河の名店「火風鼎」の息子さんが、白河から程近い栃木県の那須塩原市にオープンしたお店です。
白河伝統の手打麺に比内地鶏の旨味がたっぷりのスープ!
筆者は都内を8:00に出発し、10:15にお店到着となりましたが、開店前から既に25人強並んでいて物凄い人気ぶり。
11:00にオープンし、11:30にお店へ入り、中でも少し待って12:00にラーメンが出てきました。
こちらが「チャーシューワンタンメン」!
食べる前から素晴らしいビジュアルと香りにノックアウトされます。具はチャーシュー、ワンタン、ネギ、メンマ、青菜。麺は白河の製法を受け継ぎ、毎朝打つことを欠かさない手打の自家製麺。
旨い、旨すぎる!即死レベルの旨さです!!比内地鶏の旨味溢れるまろやかな醤油スープに、白河伝統の手打麺がこれでもかと絡む!手打ならではのちぢれの食感は唯一無二で、少しざらっとした麺肌も最高の出来。
チャーシューはスモーキーな香りで、突き抜ける美味しさ。シンプルなラーメンですが、チャーシューの香りが大きなアクセントとなっています。
ワンタンは固めに茹だった部分と溶け出すほどの柔らかい部分があって、それぞれのスープへの絡み方が楽しい。
まさに白河ラーメンをブラッシュアップさせた最高の一杯で、日本のラーメンの素晴らしさが丼から滲み出ています。言葉では語りつくせぬほどの旨さに感服。
那須にご旅行の際にはぜひ訪れてみて!
- 手打ち 焔
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栃木県 那須塩原市 上厚崎
ラーメン