ライター紹介
全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。
昨年4月に、109MEN'Sを一部改装してオープンした「MAGNET by SHIBUYA109」。ここの地下2階に今まで見たことのないラーメンを提供するお店がオープンしました。
その名も「らーめんとしょうが焼き あの小宮」。
「らーめんとしょうが焼き」とはなかなか新しいコンセプト。いろいろと注目ポイントが多いお店なので、一つずつチェックしていきましょう。
最高の鰹節のために作り上げたラーメン「たれ中華」!
看板メニューは、店内で削る「手びやま製法 天ぱくの鰹節」をふんだんに使った「たれ中華」。
同店をプロデュースした小宮一哲さんは、伊勢神宮へのラーメン奉納を行った史上初の人物。
そのラーメンを作る時に出会ったのが「かつおの天ぱく」だったそう。
燻小屋で食べた鰹節が最高に美味しく、"いつかこの鰹節でラーメンを作りたい"と感じたのがスタートでした。
最初の構想は、動物系のみのスープを使ったラーメンに削り立ての鰹節を乗せ、食べ進めるうちに魚介系へと変化していくラーメンでした。
しかし、もっとこの鰹節を活かしたラーメンはできないのかと、もがき続けて完成したのがこの「たれ中華」だったんです!
来た瞬間にビックリ。麺と一緒にスープの入ったアツアツの瓶と削りたての鰹節、そして“軍手”が到着したのです。
すると店員さんが麺の上にフワフワの鰹節を乗せてくれます。
そのあと、軍手をつけて瓶に入ったスープを麺の上に。
卵は半熟になっています。
具はチャーシュー、ささがきネギ、ネギ、メンマ、味玉、かつおチップス。麺は極太ストレート麺。
スープをかけたらよく混ぜていただきます。初めての食べ物にドギマギしましたが、めちゃくちゃ旨いです、これ!
魚介に厚みをつけたスープが太麺によく絡むし、鰹節の旨味と香りがたまりません。
ネギは2種類で、チャーシューは噛みごたえがあり、メンマは極細でコリコリ。固めのかつおチップスは食べると旨味がジュワッと出てきます。
食べるたびにいろんな食感で味の表情が変わっていき、面白い作りなのに上手くまとまっている、本当によくできた一杯です。
ふわふわな食感のオリジナルなしょうが焼き!
そしてもう一つの看板メニューはしょうが焼き。味が醤油、塩、味噌、スタミナと4種類から選べます。
独特なのがその食感。ガリッと焼いた感じではなく、ふわっとしていて食べ応えがあります。
ご飯とも相性がいいし、ラーメンと一緒に食べても存在感のある独特な食感が美味しい!
これは食べすぎ注意です!
新たなコンセプトに目を丸くしながらも、とても美味しくいただきました!ぜひお試しあれ!
- らーめんとしょうが焼き あの小宮
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東京都 渋谷区 神南1