ライター紹介
全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。
千葉県にある「アリランラーメン」という、ご当地ラーメンはご存知でしょうか?
有名なご当地ラーメンというよりは、プチご当地的なラーメンなのですが、千葉県長生郡にある「八平の食堂」がその発祥。
タマネギをベースに豚肉・ニンニク・ニラ・ネギを使ったピリ辛ラーメンのことを言います。
気になるそのネーミングは、「八平の食堂」が峠にあることからきたんだとか。
峠を越えられるほどスタミナのつく一杯をということで、韓国の「アリラン峠」から名前を取って「アリランラーメン」としたそうです。
現在アリランラーメンが食べられるのは「八平の食堂」と、その親族が経営するお店の計3店舗のみ。
にも関わらず、なんとその中のひとつ、市原の「らーめん 味覚」が今年9月30日で閉店するとのこと…大変残念です。
本当に美味しい一杯を提供しているので、筆者としてはぜひ食べていただきたいところ。
今回はそんな「味覚」のラーメンを紹介していきたいと思います。
トロっとしたタマネギにしっかり味のついた煮豚!ニンニクと辛味のバランスが最高!
こちらが「ありらんチャーシュー 小盛」。
麺は普通盛りでも2玉あり、小盛で1玉なので少食な人は注意が必要。具はチャーシュー、白髪ネギ、タマネギ、ニラ。麺は中太ストレート。
ニンニクがバッチリ効いていて辛味も程よく、醤油もビシッとしていて本当に美味しい!
火の入り方がいいからか、ニンニクに全く嫌味がなく、ジワっと沁みてくる美味しさです。
トロっとしたタマネギにしっかり味のついた煮豚。それぞれがしっかり立っている、見事な一杯です。
女性店員さんたちが手際よく作るこの風景を、もう見られなくなるなんて残念すぎる。
9月30日までなので、ぜひ足を運んでみて!
今後のアリランラーメンの歴史がどうなっていくのかも気になるところです。
- 味覚
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千葉県 市原市 米沢
ラーメン