めでたいことは何回でもあるといいですよね。
僕は毎年、正月を2度楽しんでます。そう、日本で言う旧正月もお祝いしてるんです。ということで今年も「春節」の横浜中華街に行ってきました!
毎日頭の中がめでたいおっさんプロデューサー鎮目博道ですこんにちは。
毎日頭の中がめでたいおっさんプロデューサー 鎮目博道
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鎮目博道
- テレビ朝日プロデューサー。AbemaTVを担当。食番組「メシテロ」や「Wの悲喜劇」「蛭子能収の蛭子能収による蛭子能収のためのニュース」などをプロデュース。趣味は三線。そして三度の飯より食べ歩きが好き。
横浜中華街って、日頃からものすごい人出ですが、さすが春節だけあってやたらめったら混んでました。なんていうか横浜の中華街は観光名所にもなってますし、すでに横浜の地元の人たちにも完全に溶け込んでいて、横浜という街になくてはならない存在にすでになってますもんねー。それがスゴイ。
実は僕は中学生の頃から中国語を勉強し始めて、かつて北京などに留学もしてますので、とてもチャイナタウンっていうものに興味があるんですよ。親しみがわきます。
そういう意味でも今とても気になっているのが「西川口」です。
今この地に次々と中華系の人たちが店を構えて、急速にチャイナタウン化しているんですよね。これは超絶気になります。
ということで「気になったら番組にしてしまう」がコンセプトの我々「メシテロ」的には西川口チャイナタウンを深掘りしてきましたよ!というのが今回のお話です。
リポートしてくれるのは中国人モデルのリー・シャオトンさん。
そしてほらここが西川口の駅前です。って言ってもご覧の通り非常に「地味」ですw
何にもなさそうな雰囲気がひしひしと…でも実はよくよく探してみると、シブい中華系の店がゴロゴロとたくさん転がっているのが西川口の面白いところなんです。
ホラ、匂うでしょうアジアの香りが。街のあちこちにこうやって中華系の痕跡があるんです。
そして強力な助っ人もお願いしました。「アイチー」さんです。
あの、「アイチー」って言っても愛知とは何の関係もありませんよ(たぶん)群馬県の人を「グンマー」って呼ぶのとは違いますからね。
アイチーというのは「愛吃」と書いて「食べるのが好き」って意味です。
Rettyグルメニュースでもお馴染みの、中華料理が変態的に大好きな(失礼!)あの人です。
これでこの街の捜索体制は万全です!
で、見つけましたよいろんないいお店を!
なんと西川口だけで「中国一周食べ歩き」ができちゃうくらいいろんなお店がありました!詳しくは動画でご覧いただきたいのですが、その中でも印象に残ったお店を紹介しますね。
ね、美味しそうでしょ?これ今評判の「蘭州牛肉麺」です。イスラム教徒である「回族」の料理で、
いわゆる「ハラルフード」(イスラム教の教えに沿って作られた食べ物)です。
例の都内の大人気の店より、ずっとスープが濃厚で手打ち感が強い麺だと僕は思います。
まずはご紹介したいのがこの牛肉麺を出すお店、「蘭州料理 ザムザムの泉」です。
- 蘭州料理 ザムザムの泉
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埼玉県 川口市 西川口
ラーメン
何と言っても驚くのは、ご主人が力一杯麺をこねている迫力!
狭い店内、ウン、ウンと力を込める息遣いが聞こえてきます。
こんな感じでいちいち麺をこねていたら、とてもじゃないがたくさんのお客さんには対応できないだろうなー、と素人ながら心配になるくらいです。
ご主人は語ります。
「うちはとにかくクオリティに集中したいんです。作るところも全て見せたいから、あえて向こう(蘭州)でも一番伝統的な作り方にこだわっています。手間はかかるけど。僕は日本の職人的な考え方が好きなんです。」
「お客さんは99%日本人です。そのうち6〜7割はありがたいことに常連の方です。蘭州の味はもっと濃いので、日本人に合わせるために最初は薄い味から始めてだんだん味を濃くしています。開店した当初は今よりずっとあっさり味だったんですよ(笑)」
細かい気遣いと丁寧なお仕事が、ファンをどんどん増やしているわけですね。そして、ご主人はこんな夢も語ってくれました。
「日本人にも実はムスリム(イスラム教徒)が結構います。しかし日本には彼らが食べるものがあまりない。だから牛肉麺の作り方を教えてあげたい。だから一緒にお店をやってくれる日本人ムスリムを探してるんです。」
とてもいいお店でした。僕も電車に乗って東京からまた絶対行くと思います。
さて、続いてのお店は・・・
「外灘」。本当に小さいですがテイクアウト中心で、小籠包や豆腐花などが愛されている点心のお店です。
- 外灘
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埼玉県 川口市 並木
飲茶・点心
撮影中も次々に地元の人たちが、自転車に乗ったりして、ひっきりなしに小龍包やお惣菜を買いに来てました。
かなり美味しそうでしょ?
思わずリーさんも・・・
仕事忘れてスマホで写真撮ってましたよw
ご主人「私がお店を始めたのは7年前ですが、その頃はあまり店はありませんでした。その3年後くらいからだんだん増えて、今みたいになったんです」
この2軒を訪ねてみて、西川口のチャイナタウンはすごく奥深いと僕は思ったんですよねー。
普通はチャイナタウンは出来始めの頃には、中国人向けのお店がほとんどのはずです。
何せ「外国で生活する中国人たちが肩を寄せ合って生きていく」ために作られるのですから。
しかしこの街にはすでに、「客のほとんどが日本人のこだわりの店」もありますし、「地元にすっかり定着してしまっている、街の名物のような店」もある。これ、まだそんなに時間が経ってないことを考えると、スゴイことですよねー。
もちろん中国人向けのディープなお店もたくさんあります。
ちなみにリー・シャオトンさんオススメの店は「周黒鴨」という中国でも有名なチェーンのお店でした。ここも美味しそうですよ。
- 周黒鴨
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埼玉県 川口市 西川口
お土産
その他いろんな店をたくさん取材して来ましたよ。
是非みなさん一度西川口に行ってみてくださいね!
abemaTV「メシテロ」
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*動画はこちらからチェック!!
メシテロ#276(西川口リトルチャイナで中国一周食べ歩き/ザムザムの泉)
メシテロ#277(西川口リトルチャイナで中国一周食べ歩き/外灘)
メシテロ#278(西川口リトルチャイナで中国一周食べ歩き/鴻運楼)
メシテロ#279(西川口リトルチャイナで中国一周食べ歩き/街角小桟/小城)
メシテロ#280(西川口リトルチャイナで中国一周食べ歩き/小城)