連載:下関マグロ推薦!町中華の脇役メニュー

冷やし中華の最大の魅力は一年中食べられないこと!?醤油だれvsゴマだれ…何を選ぶ?

まいど、町中華探検隊というゆるーい団体に所属し、町中華を食べ歩いている、下関マグロですっ。今日は町中華でも、この季節ならではの注目メニュー「冷やし中華」についてご紹介したいと思いますよ。

ライター紹介

下関マグロ
下関マグロ
山口県出身、昭和の真ん中ぐらいに生まれたライター。おもに散歩や食べ歩きについての記事を書いています。また、町中華探検隊という、みんなで町の中華料理屋さんへいくという、ゆるーい団体に所属し、町中華を食べ歩いています。 近著は『歩考力』(ナショナル出版)、『町中華とはなんだ』(リットーミュージック)などがある。

諸説ありますが、冷やし中華が最初に出されたのは神保町の揚子江菜館だと言われています。

揚子江菜館の創業は1889年(明治39年)の老舗中華料理店。2代目の周子儀氏が1933年(昭和8年)に開発したのが冷やし中華。今では、当店の名物メニューとなり、一年中食べられます。その特徴は細長く切られた具材を富士山のように盛り付けること。甘酸っぱい醤油タレが特徴です。

一年中冷やし中華が食べられるお店というのは、ちょいちょいあって、それはそれでありがたいのですが、僕が思う冷やし中華の最大の魅力は一年中食べられないところにあるのではないかと思うのです。

町中華の店先に「冷やし中華始めました」という貼紙を見ると、ああ、夏だなぁと感じます。

こんなノボリが出ることもありますよね。

こちら、JR常磐線三河島駅から歩いて6分、住宅街の中にある「すずき」さんは、3月~11月頃まで冷やし中華を出しています。他のメニューよりも大きめ「冷やし中華」。

なぜこんなに長い期間、冷やし中華を出しているのかを店主に聞けば、「以前はね、一年中注文するお客さんがいたので、一年中出していたんですが、その方が亡くなったので、そのなごりでけっこう長い期間出しているんですよ」とのこと。

こちらの冷やし中華は、昔ながらのちょっと甘いタレ。ビジュアルもなかなか美しい。

美しいビジュアルといえば、浅草橋の「上海ブラッセリ―」さんも美しいですよ。

女性にも人気の町中華ですね。味はオーソドックスな甘酸っぱい醤油味です。

変わっているといえば、神楽坂の「龍朋」でしょうか。

チャーハンが有名なお店ですが、冷やし中華もおススメです。大量のチャーシューに幅広の錦糸卵が印象的です。

こちらも夏のみの提供なので、毎年楽しみにしている冷やし中華のひとつです。

個人的には、ここのを食べないと夏が来た気がしないのは、「博多天神」の冷やし中華です。

都内にはいくつか展開しているお店ですが、去年は、400円でした。この安さが素敵。クロレラ入りの麺で、緑色なんですよ。

ところで、冷やし中華のタレといえば、甘酸っぱい醤油味が多いのですね。これまで紹介したのは、全部甘酸っぱい醤油味ですが、なかには胡麻だれが人気だというお店がありますよね。

そのひとつが、有楽町の「慶楽」さんです。

メニュー名は「芝麻冷麺」。おいしいですよねぇ。個人的には醤油も胡麻も好きなので、悩ましいところです。

日本橋の「元祖札幌や」さんも胡麻だれの冷やし中華がおいしいお店です。

さあ、今年の夏、あなたはどこで冷やし中華を食べますか?

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