こんにちは。神戸在住、Retty TOP USERの内山拓哉です。
転勤を機に、神戸の三宮元町界隈のお店を開拓し続ける私が、オススメの神戸のお店をご紹介させていただく本シリーズ。第7回目の今日は、「中華街のある神戸の街で、結局どこの豚まんが一番美味しいのか」というテーマの下、神戸の街で必ず名が上がる豚まんをご紹介します。
ライター兼 TOP USER
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内山拓哉
- 【神戸を年間400軒食す!若手営業マン】ソーシャルアパートメントの住民です。 神戸に転勤になり、三宮元町界隈をジャンル問わず、開拓してます。 転勤前は、渋谷と京王線沿線で特に仙川がお気に入りでした。 仕事の関係であちこち行くので、その際の備忘録に。 ひとに紹介するときに、喜んでもらえるネタを探しています。
豚まんと肉まんの違い?
そもそも「豚まん」と「肉まん」の違いについて、気になったことのある方も多いのではないでしょうか。関東では「肉まん」の呼称が一般的なため、関東出身の私も関西に来た当初、両者の違いが気になり調べたことがありました。
結論として、諸説あるようですが、豚肉のみ使用した中華まんが「豚まん」、豚肉以外に牛肉や鶏肉のエキスなども使用した中華まんが「肉まん」とのこと。
特に近畿圏では、肉といえば牛肉を指す傾向が強いため、違いを明確にするために「豚まん」が定着しているのだとか。確かに横浜の中華街では「肉まん」が目立ち、神戸の中華街では、「豚まん」が目立ちますよね。
明確な違いがあるわけではないようですが、豚肉のみ使用しているのか、別の肉も使用しているのか、意識してみるのもおもしろいかもしれません。
神戸の街で名高い三大豚まんとは
神戸で豚まんを食べようと思ったときに、必ずと言ってよいほど出てくるお店が「老祥記」「一貫楼」「四興樓」の3大豚まんと呼ばれる3店舗。関西では、大阪発祥の「551蓬莱」が有名ですが、神戸では「551蓬莱」に並ぶ勢いでこの3店舗が名を連ねます。今回は、こちらの3店舗をご紹介したいと思います。
元祖豚饅頭「老祥記」
中華街の中心エリアで、連日行列で賑わいをみせるお店が「老祥記」。
大正4年創業、100年以上続くこちらのお店は、比較的小ぶりな豚饅頭が特徴的です。
餡にしっかり味付けがされていて、餡は肉々しくとてもジューシー。一口でパクっといけるサイズ感も個人的に好みで、3個でもペロリといけちゃいます。
味付けがしっかりされているので、ビールが欲しくなってしまうところ。店内でも食べることはできますが、コンパクトめな店内のため、持ち帰りにして外で食べる方が多いようです。また大量注文も受け付けていて、20個とか30個を注文している人もよく見かけます。
土日の日中は特に混雑していますので、行列覚悟で足を運んでみてください。ただ回転は早いので、意外と早く買えますよ。
- 老祥記
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兵庫県 神戸市中央区 元町通
飲茶・点心
創業50有余年、神戸老舗の中華料理店「一貫楼」
JR元町駅降りてすぐの本店を筆頭に、神戸市内に展開する「一貫楼」。老舗の中華料理店で、本店では中華が堪能できます。
一貫楼の豚まんは、比較的野菜が多め。野菜の旨味と豚肉の旨味が混ざり合い、甘みとジューシーさが絶妙です。
お店の前でイートインスペースもあり、「あなたは何をつける?」と挑戦的な文字が。気分に合わせて味を変えて、お気に入りの味を見つけてみてください。
また普通の豚まん以外にも、ちび豚まんや叉焼まんなど、お持ち帰りメニューが用意されていて、ついつい買ってしまうやつです。
- 三宮一貫樓 本店
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兵庫県 神戸市中央区 三宮町
中華料理
創業65年 神戸の名物豚まん「四興樓」
三大豚まんとして、最後にご紹介するお店は、昭和25年創業の広東料理を主とした中華料理店「四興樓」。店内では、豚まんのほかにも中華を頂けますが、入り口を入ると豚まんコーナーがあり、テイクアウトにも気軽に対応してくれます。
特徴は醤油ベースで、しっかりした味付けの餡。豚肉の肉々しさと野菜の甘さのバランスがよく、三大豚まんの中では、一番広い層に支持されそうな味付けなのではないでしょうか。
- 四興樓
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兵庫県 神戸市中央区 元町通
中華料理
結局どこの豚まんが美味しいのか?
神戸の三大豚まんと呼ばれる豚まんをご紹介させて頂きましたが、結局どこの豚まんも甲乙つけがたく、人によって、好みは分かれるところ。
個人的には、四興樓の豚まんが馴染みがあって、一番好んでよく食べているのですが、お腹のコンディションがいいときは、肉々しさ抜群の老祥記の豚まんが一番と感じることがあったり、コンディションが悪いときは、一貫楼の優しめな豚まんが食べたくなったり...
人によって、日によって、好みは変わっていくものだと思うので、神戸の街に来た際は、いろんな豚まん食べ比べを楽しんでみてください。